グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)

はじめに

「運動をすると鼠径部(股関節の付け根)が痛む」

「歩くたびに違和感がある」

「スポーツを休んでもなかなか治らない」

このような症状でお困りではありませんか?

それは、**グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)**かもしれません。

グロインペイン症候群は、特にスポーツ選手や運動習慣のある方に多く見られる疾患です。ですが、一般の方でも股関節周囲にストレスがかかる生活をしていると発症する可能性があります。

南九州市・枕崎市・指宿市・南さつま市周辺で「なかなか改善しない鼠径部痛」でお悩みの方は、ぜひ【アーク鍼灸整骨院】にご相談ください。

当院では、原因の特定から根本施術までを専門的にサポートし、再発防止までを見据えた施術を行っています。

グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)とは?

グロインペイン症候群(GPI:Groin Pain Syndrome)は、股関節の付け根周辺に痛みや違和感が生じる症候群の総称です。

もともとは、サッカー選手を中心に報告されていた症状ですが、現在では様々なスポーツ(ラグビー、陸上、野球など)や、日常生活動作でも発症することが知られています。

主な特徴

  • 鼠径部(股関節の前面〜内側)に痛みが出る

  • 動き出しや方向転換時に強く痛む

  • 腹筋運動や股関節の開閉で悪化

  • 安静時は軽快するが、再発しやすい

進行すると…

  • 歩行や日常動作にも支障をきたす

  • 運動パフォーマンスが著しく低下

  • 慢性化し、改善に長期間を要することも

グロインペイン症候群の原因

グロインペイン症候群は、単なる筋肉痛やケガとは異なり、さまざまな要素が絡み合って発生します。

特に、以下の要素が大きく関係しています。

代表的な原因

  1. 股関節周囲筋(内転筋群、腸腰筋、腹筋群)のオーバーユース(使い過ぎ)

  2. 股関節の可動性低下や骨盤のアライメント異常

  3. 体幹(コア)筋群の弱化・機能不全

  4. 過去の外傷(捻挫、肉離れ、骨盤の打撲など)

  5. 成長期の骨格変化に伴う負担増加

南九州市・枕崎市・指宿市・南さつま市エリアでも増えている背景

近年、スポーツ活動が盛んになり、ジュニア世代から社会人に至るまで、股関節周囲の使いすぎによる痛みが問題視されています。

また、デスクワークや車移動中心の生活スタイルにより、骨盤の歪みや体幹筋力低下が起こりやすくなり、一般の方でもリスクが高まっています。

アーク鍼灸整骨院の施術/アプローチ

アーク鍼灸整骨院では、グロインペイン症候群の早期回復と再発予防を目指して、以下のような専門的アプローチを行います。

①徹底的な原因分析(問診・検査)

  • 姿勢・歩行・股関節の可動域チェック

  • 筋力・柔軟性・体幹機能の評価

  • 既往歴や生活習慣の聞き取り

➡単なる痛みの場所だけではなく、「なぜそこに負担が集中するのか」を深掘りしていきます。

カウンセリング

②痛みの早期緩和(手技・物理療法)

  • 筋膜リリース、関節モビライゼーション、骨盤矯正

  • 超音波療法、ハイボルテージ治療

  • 鍼灸施術(希望者)

➡痛みを素早く緩和し、自然治癒力を引き出します。

③運動療法(リハビリテーション)

  • 股関節・骨盤周囲の可動性回復エクササイズ

  • 体幹(コア)トレーニング

  • 姿勢・動作指導

  •  ピラティス

➡再発しにくい身体作りを目指します。スポーツ復帰もサポートします。

④生活指導・セルフケア指導

  • ストレッチ方法

  • 姿勢改善アドバイス

  • 日常生活での注意点

  •  自宅ピラティス指導

➡来院時だけでなく、日常から身体を守れるようにサポートします。


よくある質問(Q&A)

Q1. グロインペイン症候群は放っておいても治りますか?

A.

一時的に症状が軽減することはありますが、根本原因が残っている場合は再発や慢性化する可能性が高いです。早期に適切な対処をおすすめします。

Q2. 整形外科と整骨院、どちらを受診すべきですか?

A.

骨折や脱臼などの明らかな外傷が疑われる場合は、整形外科での画像診断が優先です。しかし、痛みの原因が機能的問題(筋肉や関節の使い方)にある場合は、アーク鍼灸整骨院のような運動器専門院での施術が効果的です。

Q3. スポーツ復帰はどれくらいで可能ですか?

A.

個人差はありますが、一般的に1〜3ヶ月程度を目安に、段階的に復帰を目指します。無理な復帰は再発リスクを高めるため、慎重な対応が重要です。

Q4. 予防のためにできることはありますか?

A.

はい。股関節・骨盤周囲の柔軟性向上、体幹筋力アップ、適切なウォーミングアップ・クールダウンなどが非常に重要です。アーク鍼灸整骨院では、個別のセルフケア指導も行っています。


【まとめ】グロインペイン症候群は専門的な対応が重要です!

グロインペイン症候群は、単なる股関節の痛みではなく、身体全体のバランス異常から起こることが多い疾患です。

だからこそ、単なる痛み止めや局所治療だけでなく、根本から身体を整える施術が求められます。

南九州市・枕崎市・指宿市・南さつま市周辺で、股関節・鼠径部の痛みでお悩みなら、

ぜひ【アーク鍼灸整骨院】にご相談ください!

私たちは、あなたの「本気で治したい」という気持ちに全力で応えます。

▶ご予約・お問い合わせはこちらから!


【参考文献・引用元】

  • 日本整形外科学会「グロインペイン症候群について」

  • British Journal of Sports Medicine「Groin pain syndrome in athletes: a systematic review」

  • 日本スポーツ協会「スポーツ障害の基礎知識」

  • 世界スポーツ整形学会「Athletic Groin Pain Syndrome Guidelines」


 

執筆者:アーク鍼灸整骨院 院長 坂元 大海

アーク鍼灸整骨院 院長 坂元 大海

理学療法士・はり師・きゅう師・柔道整復師・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を持ち、これまでの経験・実績を基に情報を発信し、少しでも多くの方の助けになるよう努めている。

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