シンスプリント
シンスプリントの痛みでお悩みならアーク鍼灸整骨院へ | 南九州市、枕崎市、指宿市、南さつま市からも多数来院
陸上競技やバスケットボール、サッカーなど、走る・跳ぶ動作の多いスポーツに打ち込む学生さんやアスリートの方々で、スネの内側、特に脛骨(けいこつ)の下方から足首にかけての痛みに悩まされていませんか?それはもしかすると「シンスプリント」かもしれません。
アーク鍼灸整骨院には、南九州市をはじめ、枕崎市、指宿市、南さつま市からも多くの患者様が、シンスプリントの症状でお越しになります。このページでは、シンスプリントの症状、原因、そしてアーク鍼灸整骨院が提供する専門的なアプローチについて詳しく解説いたします。
シンスプリントとは?症状の概要と特徴
「シンスプリント」って、スポーツを頑張っているみんななら一度は聞いたことがあるかもしれませんね。これは、正式には「脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)」という、ちょっと難しい名前のスポーツ障害です。漢字の通り、脛骨(すねの骨)を過労(使いすぎ)で痛めてしまい、骨をおおっている骨膜(こつまく)という薄い膜が炎症(えんしょう)を起こしてしまう状態を指します。特に、毎日一生懸命走ったり、ジャンプしたり、急に方向を変えたりする動きが多いスポーツ、例えば陸上、バスケットボール、サッカー、バレーボールなどをしている中高生によく見られるケガの代表例です。
シンスプリントの主な症状
脛骨内側下方の痛み
すねの内側、ちょうど弁慶の泣き所と言われるあたりから、くるぶしの上の方にかけて、骨に沿ってジーンとした痛みが出てきます。特に、痛い部分を指でグッと押してみると、「イタタ!」と強い痛みを感じるのが大きな特徴です。筋肉痛とは少し違う、骨がきしむような痛みと感じる人もいます。
運動時の痛み
部活や体育で走り始めたときや、運動の途中で痛みを感じることが多いです。「運動を始めると痛いけど、体が温まると少し楽になる」と感じることもありますが、油断は禁物です。症状が進んでいくと、運動している間ずっと痛みが続くだけでなく、運動をしていない普段の生活でも痛むようになってしまいます。
初期症状
最初は、練習が終わった後に「なんだか、すねが重くてだるいな」「少し痛いかな?」と感じるくらいの、軽い鈍い痛みから始まることがほとんどです。しかし、「これくらい大丈夫だろう」と無理して練習を続けていると、だんだん痛みが強くなってきます。最終的には、軽く走るだけで激痛が走るようになり、運動を続けるのが難しくなったり、ひどい場合には歩くだけでも痛くて日常生活に影響が出てしまうこともあります。さらに重症化すると、骨にヒビが入ってしまう疲労骨折につながる危険性もあるので、早めの対処がとても大切です。
両側性
片方の足だけに症状が出ることもありますが、体のバランスや走り方の癖などから、両足に同じように症状が現れることも珍しくありません。
痛みの発生メカニズム
では、なぜシンスプリントは痛むのでしょうか?その原因は、すねの内側にある筋肉の「使いすぎ」にあります。主に、以下の3つの筋肉が関係しています。
- 後脛骨筋(こうけいこつきん)
- 長趾屈筋(ちょうしくっきん)
- ヒラメ筋
これらの筋肉は、すべて「すねの骨(脛骨)」にくっついています。ランニングやジャンプなどで地面を蹴るたびに、これらの筋肉がギュッと収縮し、骨にくっついている部分を引っ張ります。この「引っ張る力(牽引力)」が、練習のしすぎなどで繰り返し何度も加わることで、筋肉が付着している部分の骨膜が悲鳴をあげてしまいます。何度も強く引っ張られた骨膜は、少しずつ傷ついて炎症を起こし、それが「痛み」として感じられるのです。壁に貼ったポスターの端を、何度も何度も引っ張り続けると、だんだん壁紙が剥がれてきてしまうのをイメージすると分かりやすいかもしれません。
シンスプリントの原因は複合的!なぜあなたはシンスプリントになったのか?
シンスプリントは、単一の原因で発症することは少なく、様々な要因が複雑に絡み合って発生することがほとんどです。ここでは、主な原因を詳しく見ていきましょう。
2.1. 過度な運動負荷(オーバーユース)
最も主要な原因は、運動量の急激な増加や、運動強度の過剰です。特に、新学期や新シーズンで練習量が増える時期、合宿などで集中的に練習を行う際に発症しやすい傾向があります。
- 急激なトレーニング量の増加: 短期間での走行距離の増加、ジャンプ回数の増加など。
- 不適切なトレーニング内容: 休息が十分に取れていない、ウォームアップやクールダウンが不足しているなど。
- 硬い地面での練習: アスファルトやコンクリートなどの硬い路面での長時間の走行。
2.2. 身体的要因
個々の身体的な特徴も、シンスプリントの発症リスクを高める要因となります。
- 扁平足(へんぺいそく): 足のアーチが低く、衝撃吸収能力が低下している場合、下腿への負担が増大します。
- 回内足(かいないそく): 歩行時や走行時に足が内側に過度に倒れ込むことで、後脛骨筋などに負担がかかります。
- 股関節や足関節の柔軟性不足: 特に足関節の底屈・背屈の可動域制限や、股関節のインナーマッスルの機能不全は、下腿への負担を増大させます。
- 筋力不足・筋力アンバランス: 下腿の筋肉、特に後脛骨筋やヒラメ筋の筋力不足や、前脛骨筋とのアンバランスがあると、特定の部位に負担が集中しやすくなります。
- 骨盤の歪み・姿勢の歪み: 骨盤が歪んでいると、重心の位置がずれ、下肢への負担が均等にかからず、特定の部位にストレスが集中しやすくなります。AI姿勢分析でご自身の姿勢の歪みを確認することも重要です。
- 体重の増加: 体重が増えることで、下肢にかかる負担が大きくなります。
2.3. 環境的要因
スポーツを行う環境もシンスプリントの発症に関与します。
- 不適切なシューズ: クッション性の低いシューズや、足に合わないシューズは、着地時の衝撃を十分に吸収できず、下腿への負担を増大させます。
- 練習場所の地面の硬さ: 硬い路面での長時間の練習は、下腿に繰り返し衝撃を与えるため、リスクを高めます。
これらの要因が単独ではなく、複数組み合わさることでシンスプリントは発症しやすくなります。アーク鍼灸整骨院では、これらの複合的な原因を徹底的に分析し、根本からの改善を目指します。
アーク鍼灸整骨院のシンスプリントに対する施術・アプローチ
アーク鍼灸整骨院では、シンスプリントのつらい痛みで悩んでいる学生さんやアスリートの皆さんを全力でサポートします。ただ痛いところをマッサージするだけではありません。痛みの「本当の原因」はどこにあるのかを突き止め、二度と痛みを繰り返さないための体づくりまでを考えた、一人ひとりに合わせた特別なプランを提案します。南九州市、枕崎市、指宿市、南さつま市やその周りの地域で、「もうシンスプリントの痛みで部活を休みたくない!」「思いっきりプレーを楽しみたい!」と本気で考えている君、ぜひ一度、私たちに相談してください。
経験豊富な施術者による徹底した身体評価とAI姿勢分析
当院には、体の構造やケガの治療に関する国家資格を持つ経験豊富な柔道整復師・鍼灸師が常にいます。さらに、リハビリの専門家である理学療法士、スポーツ選手のコンディショニングを支えるアスレチックトレーナー、体の軸を整えるプロのピラティスインストラクターの資格を持つスタッフもいます。これらの「体の専門家チーム」が、それぞれの視点から君の体を細かくチェックし、一つのチームとして協力して、最適な治療法を見つけ出します。
問診
いつから痛いのか、どんな時に痛むのか、どんなスポーツをどのくらい練習しているのかなど、君の状況を詳しく聞かせてもらいます。このお話の中に、痛みの原因を解き明かす大切なヒントが隠されています。
触診
痛い場所やその周りの筋肉を、専門家が優しく、そして的確に触って状態を確かめます。どの筋肉が硬くなっているのか、どこで炎症が起きているのかを指先の感覚で正確に見つけ出します。
動作分析
ただベッドの上で体を見るだけではありません。実際に歩いてもらったり、軽く走ってもらったり、ジャンプをしてもらったりします。その動きの中で、体のどこに負担がかかっているのか、フォームにどんな癖があるのかを、専門家の目でじっくりと観察します。
AI姿勢分析による動作改善課題の可視化
最新のAI技術を使った姿勢分析システムで、君の体の歪みや、立っているときの重心がどうなっているのかを、誰にでも分かりやすいデータや画像として映し出します。これは、経験豊富な専門家が行う評価や分析を、君自身にも「見える化」して理解してもらうための強力なサポートツールです。自分の体の状態を客観的に見ることで、「なるほど、ここが原因だったのか!」と納得しながら、一緒に治療のゴールを目指すことができます。
このように、時間をかけて丁寧に君の体を評価することこそが、痛みの本当の原因を見つけ出し、君だけのベストな治療計画を立てるために、何よりも重要だと私たちは考えています。
根本改善を目指すアーク鍼灸整骨院独自の施術メニュー
アーク鍼灸整骨院では、「シンスプリントにはこの治療」と決まったメニューがあるわけではありません。君の体の状態や痛みの原因に合わせて、下の様々な治療法をベストな形で組み合わせ、君だけの「オーダーメイド治療プラン」を作って提供します。
骨格✖️深層筋調整
シンスプリントの多くは、実はすね以外の場所、例えば足首や骨盤の歪みが原因になっています。家でいうと土台が傾いているようなもので、体全体のバランスを整えることが根本的な解決につながります。
骨格調整
体の土台である骨盤や、動きの要となる股関節、地面と接する足首の骨のズレを、優しい力で正しい位置に戻していきます。これにより、体重のかかり方がアンバランスになっているのを直し、すねにかかる余計な負担を減らします。
深層筋調整
痛みを引き起こしている、体の奥深くにある後脛骨筋や長趾屈筋、ヒラメ筋といった筋肉。これらのガチガチに硬くなった「深層筋」の緊張をじっくりとほぐし、ゴムのようにしなやかな状態に戻していきます。そして、筋肉が本来の役割をしっかり果たせるように、正しく動くための”再教育”を行います。
骨盤矯正
特に女子選手や、出産後にランニングを再開したお母さんランナーの場合、体の中心にある「骨盤」の歪みがシンスプリントに大きく関係していることが少なくありません。当院の骨盤矯正は、傾いたり開いたりした骨盤を正しいポジションに戻すことで、足への負担を軽くし、体全体のパフォーマンスを向上させます。産後骨盤矯正・姿勢改善も得意としているので、お悩みの方はご相談ください。
鍼灸治療
「鍼(はり)」と聞くと「痛そう」と思うかもしれませんが、髪の毛ほどの細さの鍼を使い、体の自然治癒力を引き出す、とても効果的な治療法です。筋肉の緊張を和らげ、血の流れを良くすることで、炎症を抑えて痛みを和らげます。
筋肉の緊張緩和
痛みの震源地となっている硬い筋肉に、鍼で直接アプローチします。すると、まるで魔法のように筋肉がフワッと緩んでいくのが感じられることもあります。
血行促進
痛いところは、血の流れが悪くなっていることが多いです。鍼で刺激することで、その部分の血行を良くし、痛みの原因となっている悪い物質を洗い流し、栄養たっぷりの新しい血液を送り込んで組織の修復を早めます。
疼痛抑制
鍼の刺激は、脳に働きかけて「エンドルフィン」という天然の痛み止め物質を出すように促します。これにより、つらい痛みを内側から抑えることができます。
テーピング
「練習を休みたくない」「大事な試合が近い」という時、テーピングは君の強い味方になります。痛みを悪化させずにスポーツを続けられるよう、しっかりサポートします。
負担軽減
痛い部分の筋肉の働きを助けるようにテープを貼ることで、すねにかかる負担を軽くし、症状が悪化するのを防ぎます。
サポート
筋肉や関節の動きを正しい方向に導き、無理のないフォームで運動できるようにサポートします。
衝撃吸収
地面に着地したときの「ドスン」という衝撃をテープが和らげ、すねの骨や骨膜へのストレスを減らします。
インソール療法
扁平足(へんぺいそく)や回内足(かいないそく)といって、足の裏の土踏まずが潰れてしまっていることがシンスプリントの原因になるケースも多いです。そんな時は、靴の中に入れるインソール療法(オーダーメイドの中敷き)がとても効果的です。
アーチサポート
潰れてしまった足のアーチ(土踏まず)をしっかりと持ち上げ、足が本来持っているバネの機能(衝撃吸収能力)を取り戻します。
アライメント改善
足首が内側に倒れ込んでしまうような歪みを整え、すねの骨にかかる負担が偏らないように分散させます。
動作改善
インソールが足元を安定させることで、自然と正しい歩き方や走り方ができるようになり、痛みの再発を防ぐことにつながります。
EMSトレーニング
シンスプリントを繰り返さないためには、すね周りの筋肉を強くすることが不可欠です。でも、痛いときにはトレーニングできませんよね。そこで役立つのがEMSトレーニングです。これは、自分で動かさなくても、電気の力で筋肉を自動的に収縮させてくれるマシーンです。痛みで運動ができない時期でも筋力が落ちるのを防ぎ、回復をスピードアップさせる効果が期待できます。
ハイボルテージ(高周波)治療
ハイボルテージ(高周波)治療は、特別な電気を体の奥深くまで届かせる治療法です。届きにくい深い場所にある筋肉や神経に直接アプローチして、痛みをすばやく和らげ、回復を促します。プロアスリートも使う最新の治療法の一つです。
即効性の鎮痛効果
電気の力で痛みの感覚を伝えている神経をブロックし、つらい痛みをその場で素早く和らげることができます。
炎症の抑制
痛みの原因である「炎症」が起きている場所に直接働きかけ、腫れや熱っぽさを抑えます。
組織の修復促進
血の流れを良くすることで、傷ついた細胞の修復をスピードアップさせます。
超音波治療
超音波治療は、人間には聞こえないほどの細かい音の振動を使って、体の深い部分を治療する方法です。ジーンと温かい熱で血行を良くしたり、細胞をマッサージしたりして、体の治る力を高めます。
温熱効果
超音波による温かい熱が、硬くなった筋肉を芯からほぐし、血の流れを良くして柔軟性を高めます。
非温熱効果
1秒間に数百万回というミクロな振動が、細胞レベルで優しくマッサージするような効果をもたらし、炎症を抑えながら組織の修復を促します。
マタニティ整体(妊娠中の身体の痛み)
お腹に赤ちゃんがいる妊娠中に、運動をしていてシンスプリントになってしまった、という方もご安心ください。マタニティ整体を組み合わせることで、お腹の赤ちゃんに影響がないよう、安全に配慮しながら痛みを和らげ、妊娠中の特別な体のバランスを整えることができます。
交通事故治療
万が一、交通事故の衝撃が原因ですねを痛めてしまった、という場合でも、当院は交通事故治療の専門的な知識と経験があります。ケガの状態に合わせた適切な施術はもちろん、保険の手続きなどについてもサポートしますので、安心してご相談ください。
自宅でのケア・運動指導と再発予防
整骨院での治療と同じくらい、いや、それ以上に大切なのが、君自身が自宅で行うセルフケアです。治療の効果を長持ちさせ、二度と痛まない体を作るための宿題だと思って、一緒に頑張りましょう。
ストレッチ指導
すねの痛みの原因になりやすい後脛骨筋やアキレス腱、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)など、硬くなっている筋肉を効果的に伸ばすための正しいストレッチ方法を、マンツーマンで丁寧に教えます。
筋力トレーニング指導
ただ筋肉を大きくするのではなく、すねを支えるために必要なインナーマッスル(深層筋)などを中心に、自宅で簡単にできる効果的なトレーニング方法を指導します。
フォーム改善
体の専門家として、君の走り方やジャンプの仕方などをチェックし、「もう少し、こう動くとすねに負担がかからないよ」といった具体的な改善点をアドバイスします。
アイシング
練習後に熱を持っている時など、炎症を抑えるためにとても大切なアイシング。ただ冷やせば良いというわけではなく、効果的な時間や方法があるので、それをしっかりお伝えします。
休息の重要性
「休むのも練習のうち」という言葉の通り、頑張りすぎ(オーバーユース)を防ぐことが何よりの予防になります。君の練習内容に合わせて、どれくらいの休息が必要か、一緒に考えてアドバイスします。
アーク鍼灸整骨院が選ばれる理由
アーク鍼灸整骨院は、南九州市にお住まいの方を中心に、枕崎市・指宿市・南さつま市など、広い地域から多くの患者様が「ここなら信頼できる」と通ってくださっています。その実績が私たちの誇りです。
- 経験豊富な柔道整復師・鍼灸師が常駐: 確かな知識と技術を持つ専門家が、あなたの症状に真摯に向き合います。
- 理学療法士、アスレチックトレーナー、ピラティスインストラクター資格者も在籍: 多角的な視点から、より専門性の高いアプローチを提供します。
- 経験豊富な施術者が姿勢、動作を分析: 表面的な痛みだけでなく、根本原因を見極め、再発しにくい身体作りをサポートします。
- AI姿勢分析による動作改善課題の可視化: 最新技術を導入し、患者様ご自身にも身体の状態を理解していただき、納得して施術を受けていただけます。
- 保険診療・交通事故対応可能: 安心して通院していただける体制を整えています。
- 完全予約制で待ち時間なし: お忙しい方でもスムーズに施術を受けていただけます。
私たちの治療は、ただ痛い場所を揉んだり電気を当てたりするだけではありません。まず姿勢や動きを細かく分析して、なぜそこに痛みが出ているのかという「根本原因」を探し出します。そして、筋膜リリースや骨格矯正といった手技、ピラティスという運動療法などを組み合わせて、痛みの原因そのものにアプローチしていきます。そうすることで、今ある痛みを改善するだけでなく、将来、痛みを繰り返さない強い体を作っていくことを目指します。君の体の状態を誰よりも深く理解し、君にとって最高の治療を提供することをお約束します。
シンスプリントに関するQ&A
シンスプリントは自分で治せますか?
症状がとても軽い初期段階であれば、運動を休んでアイシングやストレッチをすることで痛みが和らぐこともあります。しかし、「これくらい大丈夫だろう」という自己判断はとても危険です。無理に運動を続けてしまうと、症状がどんどん悪化して治りにくくなったり、最悪の場合、すねの骨がポキッと折れてしまう疲労骨折に進行してしまう可能性があります。痛みが2〜3日たっても消えない、もしくはだんだん強くなるようなら、迷わず専門家であるアーク鍼灸整骨院に相談してください。それが、結局は一番の近道になります。
どのくらいで治りますか?
これは、正直に言うと「人それぞれ」です。症状の重さ、痛みの原因、君自身の体の回復力、そして私たちが提案する治療やセルフケアをきちんと実行できるか、といった多くの要因で回復までの期間は変わってきます。軽いものであれば数週間で練習に復帰できることもありますが、痛みを我慢して慢性化させてしまった場合などは、数ヶ月かかることもあります。私たちは、君の体をしっかり評価した上で、「だいたい、これくらいの期間で、こういう段階を踏んで良くしていこう」という具体的な見通しと計画をお話しします。焦らず、一歩一歩、一緒に治していくことが大切です。
痛くても運動は続けても大丈夫ですか?
答えはハッキリと「いいえ」です。痛みは、君の体が発している「もう限界だよ!休んで!」という悲鳴であり、重要な警告サインです。そのサインを無視して痛みを我慢しながら運動を続けると、炎症はさらにひどくなり、もっと治りにくい状態になってしまいます。回復も大幅に遅れて、結果的にもっと長く大好きなスポーツを休まなくてはならなくなります。痛いときは勇気を持って休むこと。そして、まず私たちに相談してください。痛みのレベルに合わせて「この運動ならOK」「これはまだダメ」といったように、専門家として的確に判断し、安全に復帰できるまでサポートします。
シンスプリントの予防法はありますか?
はい、もちろんです!シンスプリントは、日頃の心がけで十分に予防することができます。一度治っても、また繰り返さないために、以下のことを意識してみてください。
適切な運動量と休息
いきなり練習量を増やしたり、きつい練習を毎日続けたりするのはNGです。計画的に少しずつレベルアップし、練習後や休みの日はしっかり体を休ませてあげましょう。
ウォームアップとクールダウン
運動前には必ず体を温める準備運動(ウォームアップ)を、運動後には使った筋肉をほぐす整理運動(クールダウン)を行い、体に疲れを溜めないようにしましょう。
適切なシューズ
自分の足に合っていて、衝撃を吸収してくれるクッション性の良いシューズを選びましょう。靴底がすり減ってきたら、ケチらずに新しいものに交換することも大切です。
下肢の柔軟性と筋力強化
お風呂上がりなどに、ふくらはぎやアキレス腱のストレッチを習慣にしましょう。また、すねを支える筋肉を鍛えることも、痛みの予防につながります。
骨盤・姿勢のケア
骨盤や姿勢が歪んでいると、それだけで足に余計な負担がかかります。普段から良い姿勢を意識したり、当院の骨盤矯正やAI姿勢分析などで定期的に体のメンテナンスをしたりするのも効果的です。
扁平足・回内足への対応
もし君が扁平足(土踏まずがない足)なら、インソール(中敷き)を使って足元から体を整えることも、非常に有効な予防策になります。
学生でも通院できますか?保険は使えますか?
はい、もちろん大歓迎です!シンスプリントは、まさに君たちのような成長期の学生アスリートに一番多いケガです。だからこそ、早めに来て、正しく治療することが本当に大切です。当院は保険診療に対応していますので、費用の面でも安心してください。まずは一度、お父さんやお母さんと一緒に、気軽に相談に来てみてください。
参考文献・引用元
- 日本整形外科学会: 脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント). (https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/shin_splints.html)
- 戸澤 芳紀, 森田 秀一. 脛骨過労性骨膜炎 (シンスプリント) の治療と予防. 理学療法ジャーナル. 2008; 42(3): 215-220.
- American Academy of Orthopaedic Surgeons: Shin Splints. (https://orthoinfo.aaos.org/en/diseases–conditions/shin-splints/)