【足の専門家が解説】種子骨障害の母趾球の痛みと原因、治し方、対策
「歩き出す一歩目で、足の親指の付け根の裏側、ぷくっと膨らんだ部分(母趾球)にズキッとした痛みが走る…」
「階段を上るときや、つま先立ちをしようと地面を蹴り出す瞬間に、電気が走るような激痛で思わず顔をしかめてしまう…」
もし、あなたがこのような症状に悩んでいるなら、それは種子骨障害(しゅしこつしょうがい)かもしれません。種子骨とは、親指の付け根にある、まるで植物の種のような形をした小さな2つの骨のことです。この骨は、地面からの衝撃を吸収するクッションのような大切な役割を担っています。しかし、ランニングやダンス、バスケットボールやバレーボールのようにジャンプや踏み込み動作を繰り返すスポーツをしていると、この小さな骨に負担が集中し、炎症を起こして痛みが発生してしまうのです。
この記事では、「この痛み、いつまで続くの?」「どうすれば治るの?」「部活を休まないといけない?」といった、あなたの抱える不安や疑問に一つひとつ丁寧にお答えします。足の痛みを数多く見てきた専門家が、種子骨障害の本当の原因から、症状、そして痛みを繰り返さないための根本的な改善法まで、Q&A形式で誰にでも分かるように徹底的に解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
【症状と原因】母趾球の痛み、種子骨障害のサインとは?
「どうして親指の付け根だけが、こんなに痛いんだろう…」その痛みの正体をきちんと知ることが、つらい症状を治すための大切な第一歩です。
ここでは、「そもそも種子骨障害って何?」という基本的な知識から、なぜ痛くなるのかという原因、そして「もしかして自分も?」と思ったらできるセルフチェックの方法まで、分かりやすく解説していきます。
Q. そもそも種子骨障害とは何ですか?
A. 種子骨障害とは、足の親指の付け根の裏側(母趾球)にある、まるで「種」のような2つの小さな骨(種子骨)に、繰り返し強い衝撃が加わることで炎症を起こしたり、ひどいときには骨が欠けてしまったり(骨折)するケガのことです。
種子骨は、親指を曲げ伸ばしする筋肉の通り道となり、動きをスムーズにする「滑車(かっしゃ)」のような役割をしています。また、歩いたり走ったりするときに、地面からの衝撃を和らげるクッションの役目も担っています。
しかし、この小さな骨に負担が集中しすぎると、その周りが熱をもって腫れたり(これを種子骨炎といいます)、限界を超えると骨にヒビが入ってしまう疲労骨折を起こしたりするのです。
Q. なぜ種子骨障害になるのですか?
A. 最も多い原因は、ダッシュやジャンプなどで、親指の付け根(母趾球)を使って地面を強く何度も蹴るような動きを繰り返すことによる「使いすぎ(オーバーユース)」です。
とくに、生まれつき土踏まずのカーブが深い「ハイアーチ(甲高)」の足の人は、立っているだけでも母趾球に体重がかかりやすいため、注意が必要です。
また、靴底がペラペラなシューズで硬いアスファルトの上を走ったり、大会前だからといって急に練習量を増やしたりすることも、種子骨に大きなダメージを与え、痛みを引き起こすきっかけになります。
Q. どんな症状があれば種子骨障害を疑いますか?
A. もしかして?と思ったら、次の4つの特徴的な症状で優しくセルフチェックをしてみましょう。
- 親指の付け根の裏側(母趾球)を指で押してみて、「ここ!」と指させるくらい、一点だけが強く痛む場所がある。
- 普通に歩いているときや、特に一歩踏み出して地面をグッと蹴る瞬間に、ズキッとした鋭い痛みが走る。
- 座った状態で、手を使って足の親指をゆっくりと足の甲のほうへ反らせてみると、付け根に痛みを感じる。
- 痛い部分が、反対の足と比べて少し腫れていたり、触ると熱っぽく感じたりすることがある。
【治し方】種子骨障害の痛みを改善する治療法とセルフケア
「この足の痛み、どうしたらいいんだろう…」と不安に思っているかもしれませんね。でも大丈夫、ここからは回復までの具体的な道のりを一緒に見ていきましょう。病院に行くべきタイミングから、専門家が行う治療、そして今日から君が自分でできるセルフケアまで、治すためのステップを一つひとつ丁寧に解説します。
Q. 何科を受診すればよいですか?
A. まずはケガや骨の専門家である「整形外科」に行きましょう。レントゲン(骨の写真を撮る検査)や、場合によってはMRI(筋肉や炎症の状態を詳しく見る検査)を使って、痛みの原因が骨の炎症なのか、それともヒビが入っているのか(疲労骨折)を正確に突き止めてもらうことが、治療のスタートラインになります。
整形外科で診断を受けた後の、本格的なリハビリや、痛みの根本原因となっている「足の形のクセ」や「体の使い方」を直していくためには、柔道整復師や鍼灸師といった体の専門家(国家資格者)がいる整骨院・鍼灸院も、心強い味方になってくれます。
Q. 専門的な治療法には何がありますか?
A. 安心してほしいのですが、手術をすることは非常にまれで、基本的には手術をしない「保存療法」が中心です。一番大切なのは、痛みの原因である種子骨にこれ以上負担をかけないこと。つまり、痛い骨をしっかり「休ませてあげる」ことが最優先の治療になります。
まずはつらい痛みを取るための治療
痛みや腫れが起きている部分(患部)に、特殊な超音波や電気を当てて炎症を早く鎮めたり、体の治癒力を高める鍼灸治療で痛みを和らげたりします。また、歩くときの衝撃を減らすために、足の裏をサポートするテーピングを貼ることも効果的です。
痛みを繰り返さないための根本治療
痛い部分に体重がかからないよう、オーダーメイドのインソール(中敷き)を作ることがあります。これは、種子骨の部分だけをくり抜いた特別なパッドで、物理的に圧力を逃がすものです。同時に、足の裏のクッション機能(アーチ)を鍛えるための運動や、体全体の歪みを整えることで、足への負担が少ない正しい体の使い方を身につけていきます。
Q. 自宅でできることはありますか?
A. はい、もちろんです。特に痛みが強い急性期は、部活や体育など、痛みの原因となる運動を思い切って休む「安静」が何よりも効果的な治療になります。焦る気持ちは分かりますが、ここで無理をすると長引いてしまいます。また、運動後やズキズキ痛むときは、氷嚢などで15分ほど冷やす「アイシング」で炎症を抑えましょう。
普段履く靴を見直すことも非常に大切です。靴の中にクッション性の高い市販のインソールを入れたり、靴底が厚くしっかりしたランニングシューズなどを選んだりするだけでも、親指の付け根(母趾球)にかかる毎日の衝撃をかなり和らげることができます。
【根本改善】痛みの再発を防ぐ当院の専門的アプローチ
アーク鍼灸整骨院では、痛み止めやマッサージといった、その場しのぎの治療は行いません。なぜなら、痛いところにだけ対処しても、根本的な原因が解決しなければ痛みは必ずぶり返してしまうからです。
「なぜ、あなたの足の親指にばかり負担がかかってしまうのか?」
その本当の原因を一緒に突き止め、体全体のバランスから整えることで、大好きなスポーツに全力で復帰しても再発しない、本当の意味での「根本改善」をゴールにしています。
AI姿勢分析と丁寧なカウンセリングによる原因の可視化
まず、あなた自身のことを詳しく教えてください。「どんなプレーで痛む?」「普段の練習メニューは?」「試合の目標は?」といった会話の中から、痛みの原因を探るヒントを見つけ出します。
その後、最新のAI(人工知能)を使って、君の体のクセを徹底的に分析します。ただ立っている時や歩いている時の姿勢を撮影するだけで、自分では気づけない体の歪みや、足の裏のどこに体重が集中しているのかが、グラフや画像でハッキリと「見える化」されます。これにより、「なぜ君の足だけが痛むのか」という原因を、誰が見ても納得できる形で突き止めます。
痛みの根本に届く完全オーダーメイドの施術
AI分析によって導き出された、君だけの「体の設計図」をもとに、数多くの治療法の中から最適なものをパズルのように組み合わせ、君のためだけの完全オーダーメイド治療プランをご提案します。一人ひとり原因が違うからこそ、治療法も全員違って当たり前なのです。
体の土台を整える「骨格✖️深層筋調整」
家の土台が傾いているとドアがうまく開かないように、体の土台である骨盤や足首が歪んでいると、足の親指に余計な負担がかかります。この歪みを優しく整え、親指に集中していた体重を、足の裏全体にバランスよく分散できるようにします。
衝撃から足を守る「インソール療法」
君の足の形に合わせて作る、オーダーメイドのインソール(靴の中敷き)は、いわば「足専用のプロテクター」です。痛めている種子骨の部分に特殊なパッドを使い、物理的に圧力がかからないように設計することで、通学や練習中の衝撃から足を守り、早期回復を助けます。
天然のサポーターを育てる「EMSトレーニング」
足の裏には、地面からの衝撃を吸収する「足裏のアーチ」という、いわば天然のサポーター機能があります。EMSという特殊な機械を使って、自分では鍛えにくいこのアーチを支える筋肉を寝ながら効率的にトレーニングし、衝撃に強い足作りを目指し、再発を予防します。
つらい痛みを素早く取り除く「各種物理療法(ハイボルテージ・超音波など)」
「とにかくこの痛みを今すぐなんとかしたい…」そんな強い痛みや腫れに対しては、プロスポーツ選手も利用する特殊な電気治療器(ハイボルテージ)などを使用します。炎症を素早く抑え、細胞の回復を促すことで、一日でも早い競技復帰を強力にサポートします。
もう一人で悩まないでください。鹿児島県の南九州市、枕崎市、指宿市、南さつま市、そしてその周辺地域で「歩くと足が痛い…」と悩んでいる学生さんは、ぜひ一度私たちにご相談ください。一緒に根本原因から治して、最高のパフォーマンスを取り戻しましょう。





