耳鳴り
- 耳の中でキーン、ゴーとした音がする
- 耳鳴りの種類が日によって違う
- ドッ、ザーなど拍動性の耳鳴りがある
- 耳鼻科に行ったが原因不明と言われた
- 慢性的に肩こりや頭痛がある

耳鳴りとは?
シーンと静まり返ったテスト中の教室や、夜ふとんに入って静かになった時、耳の奥で「キーン」という金属音や、「ジー」「ザー」という雑音のような音が聞こえたことはありませんか?周りには音源がないのに、自分だけに聞こえるその不思議な音、それが「耳鳴り」です。これは幻聴や気のせいなどではなく、あなたの体、特に耳や神経が発している「何かに気づいて!」というサインのようなものです。例えるなら、体専用の小さな警報アラームが鳴っている状態だと考えてみてください。
耳鳴りの音は、本当に人それぞれで千差万別です。まるでその人だけの「オーダーメイドの音」があるかのようです。そして、その音の種類や高さ、大きさは、原因を探るためのとても重要なヒントになります。例えば、低い「ゴーッ」という音は血流に関連していることがあったり、高い「キーン」という音は神経に関連していることがあったりします。だからこそ、どんな音が聞こえるかを専門家に詳しく伝えることが大切なのです。代表的な症状には、以下のようなものがあります。
- 片耳から音がする
- セミの鳴き声のような音が聞こえる
- キーンという金属音が聞こえる
これらの症状は、一日中ずっと鳴り続けて悩まされる人もいれば、疲れている時や、周りが静かになった時にだけ気になるという人もいます。日中は学校や街の音にかき消されているだけで、実は一日中鳴っているというケースも少なくありません。静かな環境で目立つというのは、耳鳴りの大きな特徴の一つです。
耳鳴りの原因は?
「どうして耳鳴りがするんだろう?」その答えは、必ずしも耳の中だけにあるとは限りません。耳鳴りを引き起こす原因は、大きく「耳そのものが舞台となっているケース」と、「体全体の健康状態が影響しているケース」の2つのチームに分けることができるのです。
まず「耳そのものが舞台となるケース」です。代表的なものに、耳の奥でリンパ液が増えすぎてしまうメニエール病や、風邪などをきっかけに起こる中耳炎(ちゅうじえん)があります。また、中学生の皆さんにも特に関係が深いのが、大きな音によるダメージです。例えば、ヘッドホンで大音量の音楽を聴き続けたり、ライブに行ったりすると、音を感じ取るための耳の奥にある繊細な細胞が傷ついてしまうことがあります。この細胞のダメージが、「キーン」という耳鳴りを引き起こすことがあるのです。
次に「体全体の健康状態が影響しているケース」を見てみましょう。これには、体の病気が関係している場合と、生活習慣やストレスが関係している場合があります。まず病気が関係する場合、例えば高血圧などがあると、血液の流れが乱れやすくなります。耳の中の血管はとても細いため、血流が滞ったり荒れたりすると、その音が「ザー」「ゴー」という耳鳴りとして聞こえることがあります。また、勉強などで同じ姿勢を続けることによるひどい肩こりや首のこりも、頭への血流を悪くさせ、耳鳴りの原因になることがあります。
そして、全身が関係するケースの中でも特に多いのが、ストレスや生活習慣の乱れです。テスト前のプレッシャーや人間関係の悩み、寝不足などが続くと、体の調子を自動で調整する「自律神経」のスイッチがうまく切り替わらなくなります。自律神経が乱れると、脳の音を聞き取る部分がとても過敏な状態になります。例えるなら、脳が小さな物音にもびっくりするほど神経質になってしまい、本来なら聞こえないはずの体内の静かな音を、大きな「耳鳴り」として拾ってしまうのです。疲れている時に耳鳴りがひどくなるのは、このためです。
耳鳴りの治療法は?
【ステップ1】
まずは、今あなたが感じている「キーン」という耳鳴りの音や、それに伴う不快な症状をできるだけ早く和らげることを目指します。そのために、痛みの原因に直接アプローチできる「ハイボルト電気治療」、体の内側からバランスを整える「鍼灸(しんきゅう)治療」、そして専門家の手で全身の骨格や筋肉を優しく調整する「マニュアルセラピー」を、あなたの体の状態に合わせて行います。
特に鍼灸治療は、耳鳴りに対して高い効果が期待できます。
鍼灸治療 当院の鍼灸治療は、東洋医学の考え方に基づいています。耳鳴りを、単に耳だけの問題ではなく、体全体のバランスの乱れとして捉えます。例えば、体のエネルギー自体が不足している状態(腎虚:スマホのバッテリーが少ないような状態)、ストレスで頭に熱がこもってしまっている状態(肝火上炎:鍋が火にかかって沸騰しているような状態)、そして体に必要なエネルギーや血液の流れが滞っている状態(気血の巡りの乱れ:道路が交通渋滞を起こしている状態)など、原因を見極めます。そして、その原因を解消するためのツボに鍼やお灸をすることで、体の中から耳鳴りを改善していくことを目指します。
もちろん、一人ひとりの症状や体質によって最適な治療法は異なります。まずは一度、お気軽にご相談ください!

【ステップ2】
耳鳴りが気にならなくなってきたら、再発しにくい体質へと変えていくためのステップに入ります。ご自宅でできる簡単なストレッチやエクササイズをお教えします。また、当院では「EMS」という機械を使って、自分では鍛えにくい体の中心部にあるインナーマッスルを強化し、姿勢を根本から整えるサポートも行っています。
【ステップ3】
症状がすっかり良くなった後も、その健康な状態を維持するための大切なステップです。定期的なメンテナンスで、日常生活のクセなどで生じる体のわずかなズレを「マニュアルセラピー」で調整し、耳鳴りが再発しない体づくりを継続していきます。

このように段階を経て、あなたの体が本来持っている自然なバランスを取り戻すことで、不快な症状も自然と和らいでいきます。
南九州市・枕崎市・指宿市・南さつま市、またその近くにお住まいで、つらい耳鳴りにお困りの方は、一人で悩まずにアーク鍼灸整骨院へお任せください。
📝 専門知識Q&A:耳鳴り(キーン・ジー・ザー)に関する疑問を解決
※耳鳴りは「耳の病気」だけでなく、難聴・ストレス・睡眠不足などが重なって強く感じることもあります。まずは“緊急性の確認”が大切です。
Q1. 耳鳴りが出たら、まず病院に行くべきですか?
A. 次の症状がある場合は、早め(または緊急)に耳鼻科受診をおすすめします。
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**突然の聞こえにくさ(急な難聴)**を伴う
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強いめまいやふらつきがある
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頭を打った後から耳鳴りが出た
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顔の麻痺・ろれつが回らないなど神経症状がある
これらは緊急性が高いケースがあるため、受診の優先度が上がります。
Q2. 「片耳だけの耳鳴り」や「脈に合わせてドクドクする耳鳴り」は要注意ですか?
A. はい、評価を受けた方が安心です。
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片耳だけの耳鳴り、または耳鳴り+聞こえの変化がある場合は、聴力検査などの評価が推奨されています。
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**脈に合わせてドクドク聞こえる(拍動性耳鳴り)**は血管性など原因が見つかることがあり、必要に応じて画像検査を検討します。
Q3. 耳鳴りの原因で多いものは何ですか?
A. 代表的には「難聴(加齢・騒音・耳の障害など)」に関連するものが多いです。
耳鳴りは、加齢性難聴や耳のトラブル、循環の問題など“背景の要因”が関係することが多いとされています。
※耳垢詰まりや中耳炎など、治療で改善する原因が隠れていることもあります。
Q4. 病院の薬を飲んでいますが、鍼灸や施術は受けられますか?
A. 多くの場合は併用可能です。
服薬内容(睡眠薬・抗不安薬・血圧の薬など)や体調を問診で確認し、刺激量を調整します。
ただし、突然の難聴を伴う耳鳴りなど緊急性が疑われる場合は、まず医療機関での評価を優先します。
Q5. 治療はどれくらいの期間が必要ですか?
A. 目安は「①原因の確認」+「②つらさの軽減」+「③再燃予防」の3段階です。
耳鳴りは“音そのもの”をゼロにするより、**気になりにくくする(生活に支障を減らす)**方向で改善することが多いです。
医療では、カウンセリングや音の活用(サウンドセラピー/TRT)などで負担を軽くする方法が紹介されています。
当院では、睡眠・首肩の緊張・呼吸の浅さ・姿勢など、耳鳴りの“感じやすさ”を上げる要因を整え、安定しやすい土台づくりを提案します。
Q6. 姿勢や首こり、ストレスで耳鳴りが強くなるのはなぜ?
A. 緊張が続くと、脳が音に注意を向けやすくなり「耳鳴りが目立つ状態」になりやすいからです。
睡眠不足やストレス、首肩の過緊張があると、リラックスしづらくなり、結果として耳鳴りの“気になりやすさ”が上がる方がいます。
当院では、鍼灸・手技・姿勢/呼吸の調整で回復モードに入りやすい体の状態を作り、耳鳴りの負担を減らすサポートを行います。
✅ 自宅でできる対策(まずはこれだけ)
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静かすぎる環境を避ける:就寝時は小さな環境音(換気扇、雨音、ヒーリングなど)を入れると楽になる方がいます(“音で紛らわせる”考え方)。
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睡眠の立て直し:寝不足は耳鳴りを強く感じやすい要因になり得ます
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カフェイン・飲酒・疲労のセルフチェック:悪化しやすい習慣がないか確認(個人差あり)
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不安が強いときは“考え方の整理”も有効:CBTなど心理的アプローチが耳鳴りの苦痛軽減に用いられます。
📞 地域密着:南薩エリアの皆様へ
アーク鍼灸整骨院は、南九州市を中心に、枕崎市、指宿市、南さつま市の皆様の「耳鳴り・自律神経の不調」に対し、医療機関での評価が必要なサインを見逃さないことを前提に、鍼灸・姿勢・呼吸・首肩の緊張調整などで、日常のつらさを減らすサポートを行います。
💡 参考文献・引用元
本ページの内容は、耳鳴りに関する国内外の診療ガイドラインや、公的機関が示している考え方を参考にしながら、分かりやすく整理したものです。
• 日本聴覚医学会 編『耳鳴診療ガイドライン 2019年版』(金原出版, 2019)
• NICE(英国・国立医療技術評価機構) Tinnitus: assessment and management(NG155, 2020)
• AAO-HNSF(米国耳鼻咽喉科関連学会) Clinical Practice Guideline: Tinnitus(2014)
• AAO-HNSF Clinical Practice Guideline: Sudden Hearing Loss (Update)(2019)
※当院の施術は医療行為の代替ではありません。症状や経過によっては、耳鼻咽喉科など医療機関での検査をおすすめする場合があります。






