疲労骨折
疲労骨折とは?
疲労骨折は、一度の大きな外力によって発生する一般的な骨折とは異なり、骨の同じ部位に繰り返し加わる軽微なストレスによって、徐々に骨の構造が破壊され、最終的に骨折に至る状態を指します。スポーツ活動の過度な練習や、日常での特定の動作の繰り返しなど、通常では骨折に至らない程度の負荷が積み重なることで発生します。特に、骨に繰り返し負担がかかるアスリートや、運動習慣のない方が急に運動を始めた際などに多く見られます。
疲労骨折は、初期には自覚症状がほとんどないこともあり、見過ごされがちです。しかし、進行すると慢性的な痛みや腫れ、運動時の強い痛みなどが出現し、日常生活やスポーツ活動に大きな支障をきたすようになります。早期発見と適切な処置が非常に重要であり、放置すると完全骨折に移行したり、治癒までに長期間を要したりするケースもあります。

疲労骨折を起こしやすい部位
疲労骨折は、体の特定の骨に同じような力が何度も何度も加わることで起きてしまう、いわば「骨の使いすぎ」が原因のケガです。
例えば、針金を何度も同じ場所で曲げ伸ばしすると、ポキッと折れてしまいます。骨も同じで、ランニングやジャンプなどの動作を繰り返すことで、目に見えないほどの小さな傷が骨に蓄積していきます。通常、骨は自分でその傷を治す力(自己修復能力)を持っていますが、練習がハードすぎて休む時間が足りないと、修復が追いつかなくなります。
その結果、やがて骨に「ヒビ」が入ってしまうのです。これが疲労骨折の正体です。とくにスポーツを頑張っている皆さんのように、同じ動作を繰り返すことが多い場合に、特定の骨に発生しやすくなります。
ここでは、特に疲労骨折が起きやすい代表的な場所と、その特徴を分かりやすく解説していきます。
脛骨(けいこつ)
脛骨とは、「すねの骨」のことで、特に内側にある太い方の骨です。
陸上競技の長距離走、バスケットボールやサッカーでのダッシュやジャンプなど、地面を繰り返し蹴ったり着地したりするスポーツでは、この脛骨に非常に大きな衝撃がかかり続けます。皆さんが走るたびに、体重の何倍もの衝撃がこの骨に「ドシン、ドシン」と伝わっているイメージです。
そのため、すねの内側や前面あたりに、ズキズキとした鈍い痛みを感じるようになります。初めは運動中にだけ痛むことが多いですが、放っておくと歩くだけでも痛むようになることがあります。
腓骨(ひこつ)
腓骨とは、すねの外側にある、脛骨のパートナーとも言える細い骨です。
脛骨ほど体重を直接支えているわけではありませんが、足首を動かすための大切な筋肉がたくさん付いています。そのため、ランニングやジャンプの際に足首を安定させようと筋肉が働くことで、腓骨にも引っ張られるような力が繰り返し加わります。
これが原因で疲労骨折を起こすことがあります。特に、くるぶしの少し上あたりに、ピンポイントで押すと痛い場所が見つかるのが特徴です。
中足骨(ちゅうそくこつ)
中足骨とは、足の甲を形作っている、指の付け根につながる細長い骨です。
特に人差し指や中指につながる第2、第3中足骨は、地面を蹴り出すときに最も力がかかるため、疲労骨折の好発部位として知られています。長時間のランニングやウォーキング、ダンスのステップなどで足の裏からの衝撃が積み重なることで発生し、「行軍骨折」とも呼ばれます。これは昔、兵士が長い距離を歩き続けることで頻発したことから名付けられました。
症状としては、足の甲が腫れたり、押すと強い痛みを感じたりします。
大腿骨(だいたいこつ)
大腿骨とは、体の中で最も長くて丈夫な「太ももの骨」です。
こんなに強い骨でも、ハードなトレーニングを積むアスリートでは疲労骨折を起こすことがあります。特に、股関節の付け根部分(大腿骨頸部)や、太ももの真ん中あたり(大腿骨幹部)で発生しやすいです。症状としては、股関節のあたりや太ももの付け根に、奥の方から響くような鈍い痛みを感じます。筋肉痛と間違えやすいですが、なかなか痛みが引かない場合は注意が必要です。
仙骨(せんこつ)
仙骨とは、骨盤の真ん中にあり、背骨を支える土台となっている逆三角形の骨です。
長距離ランナーなど、体を前後に大きく動かす動作を長時間続ける選手に見られることがあります。お尻の奥の方や、腰の低い位置に、場所がはっきりしないぼんやりとした痛みを感じるのが特徴です。自分では気づきにくく、腰痛だと思い込んでしまうケースも少なくありません。
舟状骨(しゅうじょうこつ)
舟状骨とは、足の甲の内側、ちょうど土踏まずのアーチの一番高いところにある、小さな船のような形をした骨です。
この骨は、もともと血液が届きにくい「血行の悪い」場所であるため、一度疲労骨折を起こすと非常に治りにくいという厄介な特徴があります。足首の捻挫と間違われることもありますが、足の甲の内側に続くしつこい痛みがある場合は、この骨の疲労骨折を疑う必要があります。早期発見がとても重要になる骨折です。
腰椎(ようつい)
腰椎とは、背骨の腰の部分を構成する骨のことです。
特に、中学生や高校生といった成長期の皆さんに多いのが「腰椎分離症」と呼ばれる特殊な疲労骨折です。これは、野球のピッチングやバッティング、バレーボールのスパイク、体操などで腰を反ったりひねったりする動作を繰り返すことで、腰椎の一部に亀裂が入ってしまう状態です。成長期の骨はまだ完全に固まっていないため、こうした繰り返しのストレスに弱いのです。主な症状は、運動時や腰を反らしたときの腰の痛みです。
ここまで紹介した箇所以外にも、例えばボートを漕ぐ選手では肋骨(ろっこつ)、テニスや野球の投手では尺骨(しゃっこつ)という腕の骨など、そのスポーツ特有の動作によって様々な骨に疲労骨折は起こる可能性があります。
「練習するといつも同じ場所が痛くなる」「休むと楽になるけど、また練習すると痛い」といった症状に心当たりがある場合は、「これくらい大丈夫」「気合が足りないだけ」などと我慢しないでください。それは体からの大事なSOSサインかもしれません。できるだけ早く、保護者の方や顧問の先生、そして整形外科などの専門の先生に相談することが、元気にスポーツを続けるための最も大切な一歩です。
疲労骨折の原因
疲労骨折は、ただ単に「練習を頑張りすぎた」という精神論だけで片付けられるものではありません。科学的に見ると、骨に加わる物理的な力(メカニカルストレス)と、その力に骨が耐えようとする力(骨の強度や回復力)のシーソーゲームのようなものです。このシーソーのバランスが、何らかの理由で「骨に加わる力」の方に大きく傾いてしまったときに、疲労骨折は発生します。ここでは、そのシーソーが傾いてしまう主な原因について、一つひとつ詳しく見ていきましょう。
骨に加わる過剰なメカニカルストレス
疲労骨折を引き起こす最も直接的な引き金は、骨の同じ場所に、何度も何度も衝撃やねじれの力がかかりすぎることです。これが「過剰なメカニカルストレス」です。
オーバートレーニング
「大事な大会が近いから」といって、急に練習時間を倍にしたり、毎日厳しいトレーニングを続けたりすると、骨が受けたダメージを修復するための休息時間が足りなくなります。骨は休んでいる間に強く生まれ変わるので、その時間を与えないと、ダメージばかりが溜まってしまいます。特に、新しい学年になったり、レギュラーを目指したりして、急に練習のレベルを上げたときに起こりやすいので注意が必要です。
不適切なフォームや動作
例えば、猫背のまま走っていたり、ジャンプの着地のときに膝が内側に入ってしまったり、自己流の無理なフォームでボールを投げ続けたり…。こういった体の効率の悪い使い方を続けていると、ある特定の骨や関節にだけ負担が集中砲火のように浴びせられます。体全体でうまく分散されるはずだった衝撃が、一か所に集中してしまうため、その部分が疲労骨折を起こしやすくなるのです。
路面や練習環境の変化
いつもは土のグラウンドで練習しているのに、大会のためにアスファルトの道路で走り込みを始めた、というような環境の変化も危険なサインです。コンクリートやアスファルトのような硬い地面は、着地の衝撃を吸収してくれません。その衝撃は、ダイレクトに皆さんの足やスネの骨に伝わります。これも、骨への負荷を急激に増やす大きな原因の一つです。
不適切な用具の使用
靴は、体を衝撃から守ってくれる大切なプロテクターです。靴底がすり減ってペラペラになったシューズや、自分の足の形に合っていないシューズを履いていると、靴が本来持っている衝撃吸収(クッション)機能が働きません。その結果、地面からの衝撃が直接骨に伝わり、疲労骨折のリスクを高めてしまいます。
骨の強度の低下や再生能力の不足
私たちの骨は、実はじっとしているわけではありません。常に「リモデリング」といって、古い骨を壊し(骨吸収)、新しい骨を作る(骨形成)という新陳代謝を繰り返しています。まるで、毎日少しずつリフォーム工事をしているようなものです。この工事のバランスが崩れ、「壊す」作業ばかりが進んで「作る」作業が追いつかなくなると、骨全体がもろくなり、疲労骨折を起こしやすくなります。
栄養不足
骨を作るための「材料」が足りなければ、丈夫な骨は作れません。骨の主成分であるカルシウムはもちろん、その吸収を助けるビタミンD、骨の骨組みとなるタンパク質などは、骨にとって絶対に欠かせない栄養素です。好き嫌いが多かったり、体重を気にして無理なダイエットをしたりすると、これらの材料が不足し、骨がスカスカになってしまいます。特に、体も骨も大きく成長する中学生の時期は、しっかり食べることが何よりも大切です。
ホルモンバランスの乱れ
特に女子生徒の皆さんに知っておいてほしいのが、女性ホルモン(エストロゲン)の働きです。エストロゲンには、骨を新しく作る働きを助け、骨が壊れるのを防ぐ、いわば「骨の守り神」のような役割があります。過度なトレーニングや栄養不足で月経が止まってしまったり、不順になったりすると、この守り神の分泌が減ってしまいます。その結果、骨がもろくなり、疲労骨折のリスクが急激に高まることが知られています。
骨粗しょう症
骨の中がスカスカになり、骨がもろくなってしまう病気です。高齢者の方に多い病気ですが、若い頃の栄養不足や運動不足が原因で、将来的なリスクが高まります。骨粗しょう症になると、疲労骨折だけでなく、軽く転んだだけで骨折してしまう危険性があります。
慢性的な疲労・睡眠不足
骨が新しく作られるリモデリングの工事は、主に私たちが寝ている間に行われます。夜更かしが続いたり、疲れがたまっていたりすると、体の回復力が落ち、骨の修復工事もスムーズに進みません。十分な睡眠は、筋肉だけでなく骨を休ませるためにも不可欠なのです。
内科的疾患
頻度は低いですが、甲状腺の病気など、体の代謝をコントロールする機能に異常があると、骨の作り替えバランスが崩れて骨が弱くなることがあります。なかなか治らない痛みがある場合は、こうした他の病気が隠れていないか調べることもあります。
その他、疲労骨折を誘発する要因
練習量や栄養だけでなく、一人ひとりの体の個性も、疲労骨折の起こりやすさに関係しています。
骨格構造の偏り
O脚やX脚、扁平足(へんぺいそく)といった、生まれつきの足や脚の形も影響することがあります。例えば扁平足だと、足の裏のアーチによる衝撃吸収がうまくできず、その分の負担がスネや膝にかかりやすくなる、といった具合です。体の歪みによって、特定の場所にストレスが集中しやすくなるのです。
筋力不足・筋力バランスの不均衡
骨の周りについている筋肉は、骨を支え、衝撃を吸収してくれる「天然のサポーター」です。このサポーターである筋肉が弱かったり、体の前後や左右で筋力のバランスが悪かったりすると、衝撃をうまく吸収できず、骨に直接ガツンと負担がかかってしまいます。これが疲労骨折の引き金になることもあります。
柔軟性の低下
体が硬い、つまり筋肉や関節の柔軟性が不足していると、動きがぎこちなくなります。しなやかな動きができない分、地面からの衝撃をうまく逃がすことができず、骨で直接受け止めてしまうことになり、疲労骨折のリスクを高めます。
このように、疲労骨折はたった一つの原因で起こるわけではありません。練習量、体の使い方、栄養、休養、そして一人ひとりの体の特徴といった、様々な要因がパズルのように複雑に絡み合って発生します。「もしかして自分にも当てはまるかも?」と思うことがあれば、それが疲労骨折を予防し、もし起こってしまっても早く治すための大切な気づきになります。自分の体と生活習慣を一度、ゆっくりと見直してみましょう。
南九州市、枕崎市、指宿市、南さつま市で疲労骨折の根本改善を目指すならアーク鍼灸整骨院へ
疲労骨折は、適切な診断と治療、そして原因究明と再発予防が非常に重要です。南九州市を中心に、枕崎市、指宿市、南さつま市からも多くの患者様にご来院いただいているアーク鍼灸整骨院では、疲労骨折でお悩みの皆様に対し、単なる対症療法ではない、根本からの改善を目指したアーク鍼灸整骨院独自の施術を提供しています。
アーク鍼灸整骨院の疲労骨折に対するアプローチ
当院では、疲労骨折の治療において、痛みの緩和だけでなく、その原因となっている身体の歪みや動作の癖、筋力バランスの不均衡などを徹底的に分析し、根本からの改善を目指します。
1. 徹底した姿勢・動作分析とAI姿勢分析による可視化
疲労骨折は、特定の動作の繰り返しや、身体のバランスの崩れが原因となっていることがほとんどです。当院では、経験豊富な施術者が姿勢、動作を詳細に分析します。さらに、AI姿勢分析を導入することで、ご自身の姿勢や動作の歪みを客観的に「見える化」し、改善すべきポイントを明確にします。AIはあくまで可視化をメインとし、患者様一人ひとりの状態は、熟練の施術者が丁寧に評価します。これにより、どの部分に負担がかかっているのか、なぜ疲労骨折が起きてしまったのかを特定し、患者様ご自身にも分かりやすく説明いたします。
2. 骨格✖️深層筋調整で身体の軸を整える
疲労骨折は、骨だけでなく、それを支える筋肉や関節の機能不全も深く関わっています。当院の骨格✖️深層筋調整は、身体の土台となる骨盤や背骨の歪みを整え、深層部の筋肉(インナーマッスル)にアプローチすることで、身体全体のバランスを根本から改善します。これにより、特定の部位に集中していた負担を分散させ、骨への過剰なストレスを軽減します。関節の可動域を広げ、正しい身体の使い方を促すことで、疲労骨折の再発予防にも繋がります。
3. ハイボルテージ(高周波)治療と超音波治療による早期回復促進
疲労骨折の急性期には、痛みや炎症の緩和、そして骨組織の早期修復が重要です。
- ハイボルテージ(高周波)治療:高電圧の電気刺激を深部の組織に到達させることで、痛みの緩和、炎症の抑制、血行促進に効果を発揮します。これにより、痛みを和らげながら、自然治癒力を高め、骨の修復を促します。
- 超音波治療:微細な振動を組織に与えることで、細胞レベルでの代謝を活性化させ、損傷した組織の再生を促進します。特に、骨折の治癒促進に効果的であるとされており、早期の競技復帰や日常生活への復帰をサポートします。

4. 鍼灸治療による全身調整と自己治癒力向上
鍼灸治療は、東洋医学の観点から身体全体のバランスを整え、自己治癒力を高める施術です。疲労骨折による痛みや炎症の緩和はもちろん、ストレスや自律神経の乱れなど、全身の状態を調整することで、骨の回復を促進します。また、血行を改善し、損傷部位への栄養供給を促すことで、骨の再生能力を高める効果も期待できます。
5. テーピング・インソール療法による負担軽減とサポート
- テーピング:患部の固定やサポート、筋肉の動きを補助することで、疲労骨折部位への負担を軽減し、痛みを和らげます。また、正しい身体の使い方を促す役割も果たします。
- インソール療法:足部のアーチを適切にサポートし、足裏からの衝撃を分散することで、特に下肢の疲労骨折の予防・改善に非常に効果的です。患者様の足の形状や歩行バランスに合わせて、最適なインソールをご提案し、身体全体への負担を軽減します。

6. EMSトレーニングによる筋力強化と再発予防
疲労骨折の再発を防ぐためには、骨を支える筋肉の強化が不可欠です。EMSトレーニングは、電気刺激によって筋肉を効率的に鍛えることができるため、疲労骨折からの回復期や、競技復帰に向けての段階的なトレーニングに非常に有効です。関節への負担を抑えながらインナーマッスルを強化することで、身体の安定性を高め、骨へのストレスを軽減します。
7. 経験豊富なプロフェッショナルによるトータルサポート
当院には、経験豊富な柔道整復師・鍼灸師が常駐しており、さらに理学療法士、アスレチックトレーナー、ピラティスインストラクター資格者も在籍しています。これらの専門家が連携し、患者様一人ひとりの状態に合わせた最適な施術プランをご提案します。疲労骨折の治療だけでなく、その後のリハビリテーション、運動指導、生活習慣のアドバイスまで、トータルでサポートいたします。

アーク鍼灸整骨院が選ばれる理由
- 専門性と権威性の高い施術:疲労骨折に関する深い知識と豊富な臨床経験を持つ専門家が、最新の知見に基づいた施術を提供します。
- 根本改善へのこだわり:単なる痛みの緩和だけでなく、疲労骨折の原因を徹底的に追究し、再発しにくい身体作りを目指します。
- オーダーメイドの施術プラン:患者様一人ひとりの症状、ライフスタイル、目標に合わせた最適な施術メニューを組み合わせ、きめ細やかなサポートを行います。
- 安心のサポート体制:保険診療・交通事故対応可能。また、完全予約制で待ち時間なしのため、お忙しい方でもスムーズに施術を受けていただけます。
- 地域に根差した信頼:南九州市を中心に、枕崎市、指宿市、南さつま市からも多くの患者様にご来院いただき、地域の皆様の健康をサポートしています。
疲労骨折でお悩みの方は、決して一人で抱え込まず、アーク鍼灸整骨院にご相談ください。私たち専門家が、あなたの健康な身体と活動的な日々を取り戻すお手伝いをいたします。
疲労骨折に関するQ&A
疲労骨折に関して、患者様からよくいただくご質問にお答えします。
Q1. 疲労骨折はどのような症状が出ますか?
A1. 疲労骨折の初期症状は、運動時や活動時に感じる鈍い痛みや違和感です。安静にしていると痛みが和らぐことが多いですが、運動を再開すると痛みがぶり返します。進行すると、安静時にも痛みを感じるようになったり、患部に腫れや熱感、圧痛(押すと痛む)を伴うことがあります。特に、同じ動作を繰り返した後に特定の部位に痛みを感じる場合は、疲労骨折の可能性を疑う必要があります。
Q2. 疲労骨折の診断はどのように行われますか?
A2. まずは、問診で症状の経過や運動歴、生活習慣などを詳しくお伺いします。次に、患部の触診や視診、徒手検査を行い、痛みの部位や圧痛の有無、関節の動きなどを確認します。画像検査としては、レントゲン検査が一般的に行われますが、疲労骨折の初期段階ではレントゲンに写らないことも少なくありません。そのため、MRI検査や骨シンチグラフィーがより診断に有用です。これらを総合的に判断し、診断を行います。
Q3. 疲労骨折の治療期間はどのくらいですか?
A3. 疲労骨折の治療期間は、骨折の部位、程度、患者様の年齢、治癒能力、そして治療への取り組み方によって大きく異なります。一般的には、数週間から数ヶ月を要することが多いです。軽度のものであれば2~3週間で痛みが引くこともありますが、完全に骨が修復されるまでには数ヶ月かかることもあります。当院では、患者様一人ひとりの状態を評価し、具体的な治療計画と見込み期間をご説明いたします。焦らず、段階的な治療とリハビリテーションを行うことが重要です。
Q4. 疲労骨折は再発しやすいと聞きましたが、予防策はありますか?
A4. はい、疲労骨折は再発しやすい特性があります。予防には以下の点が重要です。
- 適切な休息と栄養:十分な睡眠をとり、骨の材料となるカルシウム、ビタミンD、タンパク質などをバランスよく摂取しましょう。
- 運動量の管理:急激な運動量の増加は避け、段階的に負荷を上げていきましょう。練習量や強度を記録し、無理のない範囲で調整することが大切です。
- 身体のケア:運動前後のストレッチ、クールダウンをしっかり行い、筋肉の柔軟性を保ちましょう。疲労を感じたら、早めに身体のケアを行うことが重要です。
- フォームの見直し:不適切なフォームや動作は、特定の部位に負担を集中させます。専門家によるフォームチェックを受け、改善に努めましょう。
- 適切な用具の使用:クッション性の高いシューズや、足に合ったインソールを使用することで、衝撃を吸収し、骨への負担を軽減できます。
- 骨格・筋肉のバランス改善:アーク鍼灸整骨院で行う骨格✖️深層筋調整やEMSトレーニング、インソール療法などで、身体の歪みを整え、筋力バランスを改善することは、根本的な予防に繋がります。
Q5. 疲労骨折で運動はできますか?
A5. 疲労骨折の診断が下された場合、原則として痛みがなくなり、骨が十分に修復されるまでは運動を制限する必要があります。無理に運動を続けると、疲労骨折が悪化し、完全骨折に移行したり、治癒が遅れたりするリスクが高まります。しかし、完全に安静にするだけでなく、患部に負担がかからない範囲での軽い運動や、全身のコンディショニングを目的とした運動は可能です。当院では、患者様の状態に合わせて、いつから、どの程度の運動が可能か、具体的な指導を行いますのでご安心ください。焦らず、専門家の指示に従うことが早期回復への近道です。
参考文献・引用元
- 日本整形外科学会:疲労骨折について. (参照日: 2025年6月14日)
- 一般社団法人 日本疲労骨折協会 (仮):疲労骨折とは何か. (参照日: 2025年6月14日)
- アスリートの疲労骨折の予防と治療に関するガイドライン (仮). (参照日: 2025年6月14日)
- スポーツにおける疲労骨折の診察と画像診断 (仮). (参照日: 2025年6月14日)






