腰痛の4タイプと対策について

2021年12月15日

国民病といわれる「腰痛」

年齢問わず、様々な世代に多い疾患として挙げられるのが「腰痛」です。

ある調査によると、日本人が抱える自覚症状の中で最も多いのが腰痛だそうです。
(「平成28年国民生活基礎調査」より)

ただし、一言で腰痛といってもその原因は様々。大切なのは自分の腰痛の原因を知りしっかりと治療することです。

今回は代表的な腰痛のタイプ4つと対処法についてお伝えします。

腰痛4タイプ

腰痛には大きく分けて「A.手術が必要となる原因が明確な腰痛」と「B.原因を特定できない腰痛」があります。

Aの原因が特定できる腰痛には腰椎椎間板ヘルニア、圧迫骨折、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛、腰椎分離症・すべり症などがあり、その割合は約15%です。

Bの原因が特定できない腰痛には筋肉性の腰痛、椎間板性腰痛、椎間関節性腰痛、仙腸関節性腰痛などです。こちらの割合は85%とほとんどの腰痛を占めます。

治療の対象となるのはBの原因を特定しずらい腰痛で、日常の姿勢や、スポーツ、加齢による腰回りの筋肉や関節にストレスがかかり痛みが引き起こされます。

腰痛タイプの判別方法

筋性腰痛(10%)

腰部の筋肉に負担がかかることによる腰痛です。運送業など肉体労働や、同じ姿勢を長時間するデスクワークの方に多く見られます。

前かがみ腰痛(40%)

前屈した際に背骨のクッションの役割をする「椎間板(ついかんばん)」に問題があることで痛みが引き起こされます。

姿勢の悪い人や、体幹の筋力が低下している方に多く見られます。

のけぞり腰痛

前かがみとは逆に、腰を反った際に痛みが引き起こされるのが特徴です。

背骨の後ろにある椎間関節という部分に負担がかかり痛みが生じます。

反り腰などの姿勢の人に多くみられます。

お尻腰痛

骨盤の関節の仙腸関節に問題があり痛みが発生します。

産前や産後などの女性に起こるケースが多いです。

効果的なストレッチ

のけぞり腰痛に効果のあるストレッチ

骨盤の前についている、腸腰筋や大腿四頭筋が固くなっているケースが多いです。

立った状態もしくは、うつぶせの状態でつま先をもちかかとをお尻に近づけるようにしてください。

太ももの前が伸びている感じがあればOKです!

腰痛ストレッチ大腿四頭筋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まえかがみ腰痛に効果のあるストレッチ

骨盤の後ろにあるハムストリングスという筋肉をストレッチしましょう!

上向きで寝た状態でもも裏をもって股関節を胸に近づけていきます。

苦しい時は膝を曲げて行ってもOKです。

ハムストリングス ストレッチ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他に効果のある運動

体幹のインナーマッスルを鍛えることで腰痛を予防改善につながります。

写真のように寝た状態でお尻を上げる運動(ヒップリフト)や腹式呼吸を行ってみましょう!

ストレッチや運動でわからないことなどありましたら、ご来院時にスタッフにお聞きください。

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