【症例報告㉙】ふくらはぎの肉離れ|痛みが消えても治ったとは限らない?枕崎市40代・男性の施術例

2026年10月23日

この症例を3行でまとめると

  • 症状: 枕崎市の40代男性。社会人サッカー中のダッシュでふくらはぎを負傷し、歩行時痛・腫れ・内出血が出現。

  • 施術: 腓腹筋内側頭の損傷を疑い、物理療法・徒手療法と段階的な運動療法を実施。

  • 結果: 筋力が院内評価で正常な状態まで回復。片脚カーフレイズやダッシュ・切り返しなどの競技動作も評価。


はじめに|肉離れは痛みがなくなれば治った?

「サッカー中にダッシュした瞬間、ふくらはぎに痛みが走った」

「痛みはなくなったけれど、もう全力で走っても大丈夫?」

ふくらはぎの肉離れは、サッカーなどの急なダッシュや方向転換を伴うスポーツで発生しやすい筋損傷です。

しかし、「痛みがなくなった=完全に治った」とは限りません。

痛みが改善していても、筋力や柔軟性、競技に必要な運動機能が十分に回復していない場合があります。

今回は、枕崎市在住の40代男性が、社会人サッカー中にふくらはぎを負傷し、腓腹筋内側頭の肉離れが疑われた症例をご紹介します。


① 症例紹介|枕崎市40代・サッカー中に発生したふくらはぎの痛み

項目 内容
年齢・地域 ▶︎40代男性・枕崎市
受傷原因 ▶︎社会人サッカー中のダッシュ
損傷が疑われた部位 ▶︎腓腹筋内側頭(ふくらはぎの内側)
主な症状 ▶︎歩行時痛・腫脹・内出血
損傷程度の評価 ▶︎臨床所見から軽度〜中等度の損傷を疑う
施術経過 ▶︎筋力が院内評価で正常な状態まで回復

来院時には、歩行時の痛みに加え、ふくらはぎ内側の腫れや内出血が認められました。

当院では、受傷時の状況、圧痛部位、関節可動域(ROM)、足関節底屈筋力などを確認しました。

その結果、腓腹筋内側頭の筋損傷が疑われる状態と評価しました。

腓腹筋は膝関節と足関節の両方をまたぐ筋肉です。特に膝を伸ばした状態で足首が背屈されると伸張負荷がかかり、ダッシュや急な踏み込みで損傷することがあります。

今回も、受傷機転と身体所見を踏まえ、腓腹筋内側頭に着目して対応しました。

※損傷部位・程度は当院の臨床評価に基づくものです。医師による確定診断や画像検査による損傷範囲の確認は行っていないため、医学的な確定診断を示すものではありません。重症例や鑑別が必要な症例では、先に提携先の整形外科を受診していただく場合もございます。


② 施術内容|回復段階に合わせた3つのアプローチ

肉離れが疑われる場合、損傷部位を保護するだけでなく、症状に応じて運動負荷を段階的に高めていくことが重要です。

今回の症例では、物理療法・徒手療法・運動療法を組み合わせて対応しました。

1.物理療法|痛みへの対応と患部の保護

ハイボルト・マイクロカレント・超音波療法を状態に応じて使用し、テーピングによる患部のサポートも行いました。

これらは主に疼痛管理や患部の保護を目的とした補助的な施術です。

物理療法によって筋肉の修復が早まる、競技復帰までの期間が短縮するといった効果が、十分に確立されているわけではありません。

2.徒手療法|柔軟性と可動域へのアプローチ

痛みや腫れが落ち着いた段階で、横断マッサージや筋膜・軟部組織リリースを実施しました。

筋肉の修復過程では瘢痕組織が形成されますが、これは正常な治癒反応の一部です。

徒手療法によって瘢痕組織を選択的に除去したり、再受傷を防いだりできるという十分な根拠はありません。

そのため、損傷初期の強い刺激は避け、疼痛や可動域を確認しながら補助的に実施しました。

3.運動療法|筋力回復からサッカーの動作へ

症状や筋力の回復に合わせて、運動負荷を段階的に高めました。

座位カーフレイズ → 立位カーフレイズ → ジョギング

膝を曲げた状態では腓腹筋の関与が相対的に小さくなり、ヒラメ筋への負荷が高まりやすくなります。一方、膝を伸ばした状態では腓腹筋にも負荷をかけやすくなります。

このような特徴も踏まえながら、筋力の回復に応じて運動内容を調整しました。

さらに、片脚カーフレイズによる筋持久力の確認や、ダッシュ・切り返しなどの競技動作も評価しました。

受傷からの日数だけでなく、筋力・可動域・運動時の症状を確認しながら進めたことがポイントです。


③ 施術経過|痛みの改善だけでなく、筋力・競技動作まで評価

段階的な施術とリハビリを進めた結果、ふくらはぎの筋力は院内評価で正常な状態まで回復しました。

しかし、筋力が回復しただけで、サッカーに必要な運動機能がすべて回復したとは限りません。

そこで、以下の項目も確認しました。

評価項目 確認するポイント
片脚カーフレイズ ▶︎回数・踵の挙上高・左右差・代償動作・疼痛
筋力評価 ▶︎健側との筋力差
ダッシュ・切り返し ▶︎動作中の痛み・フォーム・負荷への対応
運動後の状態 ▶︎痛みや腫れの変化、翌日の反応

なお、片脚カーフレイズ20〜30回や筋力の健側比90%以上などは、機能評価の参考として用いられることがあります。

ただし、これらは今回の患者様の実測値ではなく、競技復帰を保証する絶対的な基準でもありません。

今回の症例では、痛みの改善だけで施術を終了するのではなく、筋力・筋持久力・競技動作まで評価したことが重要なポイントです。


④ ふくらはぎの肉離れは何週間で治る?スポーツ復帰の目安

ふくらはぎの肉離れは、損傷の程度や部位、腱組織への影響、競技で求められる運動強度によって回復期間が異なります。

研究では、軽度の損傷では数週間程度で復帰する例がある一方、中等度以上の損傷や腱組織を含む損傷では、復帰までに数週間から数か月を要することも報告されています。

例えば、2025年のナラティブレビューでは、研究ごとに評価方法や対象競技が異なるものの、Grade Iで平均約17日、Grade IIで平均約25日といった復帰期間が紹介されています。

ただし、これらは研究集団の平均であり、個々の患者さんにそのまま当てはまるものではありません。

特にサッカーでは、歩行やジョギングができるようになっても、全力ダッシュ・急停止・切り返し・キックなどで大きな負荷がかかります。

そのため、「何週間経過したか」ではなく「競技に必要な動作に対応できるか」を重視することが大切です。


⑤ 肉離れの再発を防ぐために大切なこと

肉離れは、痛みが消失した後も筋力や運動負荷への耐性が不十分であれば、再受傷につながる可能性があります。

再発リスクを減らすためには、回復段階に応じて次のような取り組みが重要です。

  • 筋力の回復: 腓腹筋・ヒラメ筋に段階的に負荷をかける

  • 伸張負荷への対応: 筋肉が伸ばされながら力を発揮する運動も取り入れる

  • 競技動作への適応: ジョギングからダッシュ・急停止・方向転換へ進める

  • 負荷量の調整: 運動中だけでなく、運動後や翌日の症状も確認する

また、過去にふくらはぎの肉離れを経験していることや加齢は、将来のふくらはぎ損傷の危険因子として報告されています。

ただし、特定の運動を行えば再発を確実に防げるわけではありません。

痛みを取ることだけでなく、再びスポーツの負荷に対応できる身体機能を取り戻すこと。

これが当院の大切にしている考え方です。


⑥ 枕崎市・南九州市で肉離れやスポーツ障害にお悩みの方へ

アーク鍼灸整骨院 鹿児島院では、ふくらはぎの肉離れが疑われる症状をはじめ、サッカーやランニングなどによるスポーツ障害に対応しています。

▶︎アーク式スポーツ専門施術の詳細はこちら

▶︎テーピング療法の詳細はこちら

当院では、痛みのある部位だけでなく、関節可動域・筋力・身体の動きを評価し、一人ひとりの状態に合わせた施術とリハビリを行っています。

「肉離れを繰り返している」

「痛みはなくなったけれど、全力で走るのが怖い」

「安全にスポーツへ復帰したい」

このようなお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。

枕崎市・南九州市・南さつま市・指宿市など、南薩エリアの皆様のスポーツ復帰をサポートしています。

※ふくらはぎの痛みには、アキレス腱断裂や深部静脈血栓症など、筋損傷以外の疾患が隠れている場合もあります。強い腫れ・内出血・歩行困難、症状の悪化などがある場合は、医療機関での診察を優先してください。息切れや胸痛を伴う場合は緊急の医療評価が必要です。


まとめ|肉離れのゴールは「痛みの消失」ではなく「機能的な回復」

今回の症例では、社会人サッカー中にふくらはぎを負傷し、腓腹筋内側頭の損傷が疑われた40代男性に対して、物理療法・徒手療法と段階的な運動療法を実施しました。

その結果、筋力は院内評価で正常な状態まで回復し、片脚カーフレイズやダッシュ・切り返しなどの競技動作も評価しました。

肉離れは、痛みがなくなっただけでは完全に回復したとは限りません。

アーク鍼灸整骨院 鹿児島院では、痛みの改善に加え、筋力や運動機能まで確認し、スポーツ復帰と再発予防をサポートしています。


関連ページ

・アーク鍼灸整骨院症状ページ「スポーツ外傷・障害」ページへのリンク

・アーク鍼灸整骨院症状ページ「肉離れ」ページへのリンク

参考文献・サイト

・公益社団法人 日本整形外科学会「症状・病気をしらべる|肉離れ」

・一般社団法人 日本スポーツ整形外科学会「スポーツ損傷シリーズ 5.肉離れ」

・Medial Gastrocnemius Strain: Clinical Aspects and Algorithmic Approach(2024)

 

【鍼灸症例⑩】 寝違えによる痛みがある患者様への鍼灸症例|指宿市・30代男性|南九州市のアーク鍼灸整骨院

2026年10月8日

寝違えによる首の痛みでお悩みではありませんか?

朝起きたときに突然首が痛くなり、「横を向けない」「上を向くと痛い」といった症状が出ることはありませんか?

寝違えは、睡眠中の姿勢や首・肩周囲の筋肉への負担などがきっかけとなり、首を動かした際に強い痛みや動かしにくさが現れることがあります。

症状が強い場合には、車の運転やデスクワーク、振り向く動作など日常生活にも支障をきたします。

今回は、南九州市のアーク鍼灸整骨院で、寝違えによる首の痛みが改善した患者様の症例をご紹介します。


【患者様情報】

年齢・性別:30代 男性

居住地:指宿市

生活・仕事の状況

  • デスクワークが多く、普段から首や肩のこりを感じることが多かった。
  • 長時間同じ姿勢で仕事をすることが多い。
  • 朝起きた際に突然首の痛みを感じ、首を動かしにくくなったため来院された。

【来院時の状況】

■症状の発症時期・経過

朝起きた際に首の右側に強い痛みを感じた。

最初は「少し首を痛めた程度」と思っていたが、

・右を向くと首が痛む

・上を向くと痛みが強くなる

・首を動かせる範囲が狭い

・車の運転で後方確認をするのがつらい

といった症状があり、日常生活にも支障が出ていたため来院された。


【検査所見・症状の特徴】

当院で評価を行ったところ、次のような特徴がみられた。

■身体的特徴

・首から肩にかけての筋緊張

・右側の首から肩甲骨周囲に圧痛

・胸椎の可動性低下

・肩甲骨周囲の筋緊張

■動作時の特徴

・頸部の右回旋で痛み

・頸部伸展時に痛み

・首を右へ向けられる範囲が低下

・首を動かす際に肩や体幹も一緒に動かす代償動作がみられる

これらの所見から、

首・肩周囲の筋緊張に加えて、胸椎や肩甲骨の動きが低下したことで首への負担が増加し、首を動かした際の痛みにつながっていると考えられた。


【アーク鍼灸整骨院での施術内容】

▶︎骨格×深層筋調整+鍼灸

鍼治療

首の痛みが強く出ている部分だけに刺激を加えるのではなく、首から肩甲骨周囲の筋緊張を確認しながら鍼治療を実施。

主に

・首、肩周囲の筋緊張緩和

・血流改善

・痛みの軽減

を目的に施術を行った。

刺激量にも注意し、症状を確認しながら施術を行った。

施術後には「首が動かしやすくなった」「振り向いたときの痛みが軽くなった」と変化を実感された。

▶︎当院の鍼灸治療の詳細はこちら


手技療法・ストレッチ

首だけに負担が集中しない状態をつくるため、

・肩甲骨周囲の筋緊張緩和

・胸椎の可動域改善

・肩関節周囲のストレッチ

を実施。

痛みが強い首を無理に動かすのではなく、周囲の動きを改善することで首への負担軽減を図った。

▶︎当院オリジナルの、骨格×深層筋調整の詳細はこちら


運動療法

痛みの軽減に合わせて、首や肩甲骨周囲の運動を実施。

無理に首をストレッチするのではなく、

・肩甲骨を動かす運動

・胸椎の可動性を高める運動

・痛みのない範囲での首の運動

などを指導し、自宅でも行っていただいた。

また、デスクワーク時に首が前へ出た姿勢が長時間続かないよう、日常生活での姿勢についてもアドバイスを行った。

 


【経過と改善】

回数変化・改善点1回目施術後は首を動かした際の痛みが軽減し、右を向ける範囲が広がる3回目日常生活での痛みが軽減し、車の運転時の後方確認もしやすくなる5回目朝起きた際の首の違和感もほとんど気にならなくなり、首の動きも改善8回目首を動かした際の痛みがほとんどなくなり、仕事や日常生活を問題なく行えるようになる

回数 変化・改善点
1回目 ▶︎施術後は首を動かした際の痛みが軽減し、右を向ける範囲が広がる
3回目 ▶︎日常生活での痛みが軽減し、車の運転時の後方確認もしやすくなる
5回目 ▶︎朝起きた際の首の違和感もほとんど気にならなくなり、首の動きも改善
8回目 ▶︎首を動かした際の痛みがほとんどなくなり、仕事や日常生活を問題なく行えるようになる

【患者様の声】

「朝起きたときに首が痛くて、右を向くことができませんでした。運転するときも振り向くのがつらかったですが、施術を受けるたびに少しずつ動かしやすくなりました。今では普段通り首を動かせるようになり、仕事中も気にならなくなりました。」


【担当者】鍼灸師 飯伏 香矢

寝違えは、痛みが出ている首だけに問題があるとは限りません。

普段からの姿勢や首・肩周囲の筋緊張、胸椎や肩甲骨の動きなどが影響し、首へ負担が集中している場合があります。

今回の患者様も、首周囲だけでなく胸椎や肩甲骨周囲の動きを確認し、身体全体のバランスを考えながら施術を行うことで、徐々に首の動きや痛みが改善しました。

寝違えた直後に痛みを我慢して無理に首を伸ばしたり、強く揉んだりすると、かえって症状が強くなる場合があります。

また、強い痛みが続く場合や、腕・手へのしびれや力の入りにくさ、発熱、強い頭痛、転倒や事故後の首の痛みなどがある場合には、寝違え以外の原因も考えられるため、医療機関での検査が必要になることがあります。

「朝起きたら首が動かない」「振り向くと首が痛い」「寝違えを繰り返している」とお悩みの方は、お早めにご相談ください。

関連・参考

寝違え | アーク鍼灸整骨院|南九州市・指宿市・枕崎市で整体・交通事故治療

厚生労働省|あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等

公益社団法人 全日本鍼灸学会

WHO|Traditional, Complementary and Integrative Medicine

 

 

【症例報告27】ぎっくり腰はクセになる!?|南九州市・40代男性の施術例

2026年09月10日

【この記事を3行でまとめると】

  • 南九州市在住の40代男性が、数年おきに発生する急性腰痛(ギックリ腰)の緩和と、疼痛軽減後の体の使い方改善を希望してご来院。

  • さらに、AI姿勢分析の画像データや臨床評価により、股関節・胸椎の可動制限と腰部へ負担が集中しやすい動作パターンを確認(Joint-by-Joint理論等の運動指導の考え方を参考に評価)。

  • また、急性期疼痛を管理しつつ、骨盤周辺の調整と体幹・股関節運動を継続。その結果、施術期間中に日常動作への復帰が確認された。

患者様情報

  • 年齢・性別: 40代・男性

  • 居住地: 鹿児島県南九州市(枕崎市・指宿市・南さつま市周辺エリアから来院)

  • 職業/生活背景: デスクワークおよび長距離の運転業務

  • 症状の経過・発症時期: 過去数年にわたり2〜3年周期で急性腰痛を経験。今回、荷物を持ち上げた際に腰部に痛みが生じ、動きが制限される。

  • ご利用制度/通院頻度: 自費施術(自由診療)/初期は週2回、症状の経過に合わせて週1回へ移行

ご来院のきっかけ

「急な強い痛みで動くのがつらい」という急性症状への対応に加え、「痛みが引き始めた後も、繰り返しやすい身体の使い方や姿勢のクセをしっかり見直したい」というご要望をお持ちでご来院されました。

過去の経験から、痛みが治まった後のセルフケアや身体の機能維持に課題を感じていらっしゃいました。

① 症状の概要

急性腰痛症(いわゆるギックリ腰)は、重い物を持ち上げたり、身体をひねったりした際に、腰へ突然強い痛みが生じる状態です。

多くは原因となる組織を一つに特定できない「非特異的腰痛」に分類され、発症直後は立ち上がりや歩行などの日常動作が大きく制限されることもあります。

多くは時間の経過とともに症状が軽減しますが、再発予防のためには、痛みだけでなく身体機能や動作の問題まで評価することが重要です。

②原因に関する考察

腰痛の原因は一つとは限らず、身体全体の動きから考えることが重要です。

本症例では、長時間のデスクワークや運転の影響から、股関節や胸椎(背中)の動きに制限がみられました。

その結果、荷物を持ち上げる際に腰部へ負担が集中する動作パターンとなり、今回の腰痛に関与した可能性が考えられました。

検査結果と症状の特徴

AI姿勢分析ツールによる姿勢・バランスの可視化と、柔道整復師・鍼灸師による徒手検査を実施しました。

SLRテストや神経学的所見などからレッドフラッグがないことを確認したうえで、股関節の屈曲・外旋可動域の制限と、体幹の協調性低下を確認しました。

これらの機能低下により運動連鎖が乱れ、動作時に腰部へ負担が集中しやすい状態であると考えました。

姿勢・アライメント評価

  • 柔軟性(tight/短縮筋): 腸腰筋群、ハムストリングスに緊張が見られる

  • 可動性(モビリティ低下部位): 股関節(屈曲・外旋)、胸椎(伸展・回旋)の動きに制限

  • 安定性(弱化筋・コア機能): 腹横筋などの体幹深部筋群の協調的な収縮が得られにくい

  • 代償パターン(姿勢タイプ): 骨盤前傾に伴う反り腰傾向およびスウェーバック姿勢の観察

胸椎の伸展制限(モビリティ低下)と骨盤前傾が強く、腰椎で代償的な伸展(スタビリティー低下)が見られました。

アーク鍼灸整骨院の施術・アプローチ

当院では柔道整復師・鍼灸師・ピラティスインストラクター等の有資格者が連携し、段階的なケアを提供します。

ステップ1:急性期の疼痛管理(物理療法・手技療法)

急性期の痛みに対し、患者様が許容できる範囲でハイボルテージ(高電圧電気刺激治療)や丁寧な手技療法を適用し、周辺筋肉の過度な緊張緩和と負担軽減を図りました。

ステップ2:関節の可動性確保とアライメント調整

疼痛の緩和に伴い、股関節および胸椎の柔軟性を引き出す手技や骨盤周りのアライメント調整(骨盤矯正等)を実施。腰部に過剰な負担をかけない動作の土台を整えます。

ステップ3:体幹協調運動・ピラティス指導(運動療法)

予防と機能維持を目的に、医療ピラティスの要素を取り入れた運動療法を導入。呼吸法と連動させたドローイン練習により、腹横筋等の協調的な働きを練習し、日常の動作(荷物の持ち上げ等)で適切な股関節主導(ヒンジ動作)が使えるようセルフケアを指導しました。

施術・指導内容

  • 手技療法: 筋膜リリース・骨格調整により、股関節・胸椎の動的バランスを整える。

  • 運動療法・ピラティス指導: 呼吸と連動したドローインで腹横筋を活性化し、骨盤底筋との協調性を高めました。

  • 生活・姿勢指導: 長時間運転時の座姿勢、荷物を持つ際の体幹意識と股関節の使い方をアドバイス。

改善の経過

回数 身体の変化・施術内容 患者様の体感・状態
初回 ▶︎急性期の疼痛管理を実施。前後屈 時の負担軽減を確認 ▶︎「まっすぐ立って歩くのが楽になり、立ち上がり動作がスムーズになりました」
3回目 ▶︎日常生活における鋭い痛みが和らぎ、股関節の可動域向上を確認 ▶︎「腰の重さが引き、自分の体の硬い部分をAI画像で確認できて納得できました」
6回目 ▶︎胸椎・股関節の可動性が向上。体幹の安定感が高まる ▶︎「長時間のデスクワーク後の張り感が和らぎ、正しい姿勢を保ちやすくなりました」
8回目 ▶︎協調運動の定着を確認。評価期間中、腰痛の再発は認められず ▶︎「日常動作での恐怖感が減りました。教わった運動を自宅でも継続していきます」

患者様の声

「数年おきに腰を痛めることがあり、今回も不安でした。アーク鍼灸整骨院さんでは痛みのケアだけでなく、AI画像や動く時のクセを踏まえて体の使い方を分かりやすく説明してくれました。痛みが落ち着いてからのピラティス指導でセルフケアの仕方が身についたのが良かったです。南九州市でしっかり体に向き合いたい方におすすめです。」

(※個人の感想であり、成果や効果を保証するものではありません)

担当者からのコメント

本症例では、腰部の状態を確認しつつ、股関節と胸椎の可動制限および体幹の協調運動に着目して施術・運動指導を行いました。この患者様は〜筋群のアンバランスが見られたため、股関節・胸椎の可動性確保を重点的に調整しました。当院では医学的根拠に基づき、全身の動きの連動性を整えます。急性腰痛は痛みの消失後も動作のクセが残ることが多いため、痛みが和らいだ後の段階的なリハビリや運動療法が機能維持に役立ちます。

Q&A

Q1. 寒暖差が大きい季節やエアコンで冷える時期に腰の違和感を覚えるのはなぜですか?

A. 冷えや不快感によって自律神経が影響を受け、身体の緊張や血流変化を感じやすくなるためです。

保温を心がけ、無理のない範囲で体を動かすストレッチを取り入れることが快適な状態を保つ助けになります。

Q2. 痛みが引き始めた後も運動療法や通院を続ける利点は何ですか?

A. 痛みの緩和と「スムーズな動作パターンの再獲得」は別段階だからです。

痛みが落ち着いた後に体の使い方や関節の可動性を整える練習を行うことで、日常の動作負担を軽減しやすくなります。

Q3. 荷物を持ち上げる時に腰を痛めない予防策はありますか?

A. 荷物を身体に近づけ、膝と股関節をしっかり曲げて持ち上げることが大切です。

腰だけで屈まず、股関節を主導に使った「ヒンジ動作」を意識し、無理な前屈やひねりを避けることで負担を分散できます。

Q4. 施術を受ける際の服装や持ち物に決まりはありますか?

A. 動きやすい服装(ジャージやスウェット等)でお越しいただくか、お着替えをご持参ください。

当院でもお着替えをご用意しておりますので、お仕事帰りやお出かけ前でも安心してお越しいただけます。

Q5. 施術に健康保険は適用されますか?また予約は必要ですか?

A. 整骨院で健康保険を使用できるかどうかは、症状やケガの原因・発生状況によって異なります。ご来院時に状態を確認したうえでご説明します。慢性的な症状や運動指導には自費のメニューもご用意しています。

当院は待ち時間を最小限にするため予約優先制を採用しております。事前にお電話またはLINEよりご予約ください。

まとめ

急性腰痛への対応は、局所だけでなく全身の動きやアライメントに目を向けることが大切です。

アーク鍼灸整骨院では、AI姿勢分析による評価補助と、専門資格を持ったスタッフによる手技・ピラティス運動療法で健康維持をサポートいたします。

南九州市・枕崎市・指宿市・南さつま市で「南さつま市 産後骨盤矯正」「枕崎市 腰痛 整骨院」「指宿市 肩こり改善」「南九州市 姿勢改善 ピラティス」をご検討の際は、ぜひ当院にご相談ください。

参考文献・引用元

【関連ページ】

▶︎腰痛

▶︎筋・筋膜性腰痛

▶︎ぎっくり腰

▶︎椎間板ヘルニア

▶︎アーク鍼灸整骨院「アーク式腰痛専門整体」

腰痛の4タイプと対策について

2021年12月15日

国民病といわれる「腰痛」

年齢問わず、様々な世代に多い疾患として挙げられるのが「腰痛」です。

ある調査によると、日本人が抱える自覚症状の中で最も多いのが腰痛だそうです。
(「平成28年国民生活基礎調査」より)

ただし、一言で腰痛といってもその原因は様々。大切なのは自分の腰痛の原因を知りしっかりと治療することです。

今回は代表的な腰痛のタイプ4つと対処法についてお伝えします。

腰痛4タイプ

腰痛には大きく分けて「A.手術が必要となる原因が明確な腰痛」と「B.原因を特定できない腰痛」があります。

Aの原因が特定できる腰痛には腰椎椎間板ヘルニア、圧迫骨折、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛、腰椎分離症・すべり症などがあり、その割合は約15%です。

Bの原因が特定できない腰痛には筋肉性の腰痛、椎間板性腰痛、椎間関節性腰痛、仙腸関節性腰痛などです。こちらの割合は85%とほとんどの腰痛を占めます。

治療の対象となるのはBの原因を特定しずらい腰痛で、日常の姿勢や、スポーツ、加齢による腰回りの筋肉や関節にストレスがかかり痛みが引き起こされます。

腰痛タイプの判別方法

筋性腰痛(10%)

腰部の筋肉に負担がかかることによる腰痛です。運送業など肉体労働や、同じ姿勢を長時間するデスクワークの方に多く見られます。

前かがみ腰痛(40%)

前屈した際に背骨のクッションの役割をする「椎間板(ついかんばん)」に問題があることで痛みが引き起こされます。

姿勢の悪い人や、体幹の筋力が低下している方に多く見られます。

のけぞり腰痛

前かがみとは逆に、腰を反った際に痛みが引き起こされるのが特徴です。

背骨の後ろにある椎間関節という部分に負担がかかり痛みが生じます。

反り腰などの姿勢の人に多くみられます。

お尻腰痛

骨盤の関節の仙腸関節に問題があり痛みが発生します。

産前や産後などの女性に起こるケースが多いです。

効果的なストレッチ

のけぞり腰痛に効果のあるストレッチ

骨盤の前についている、腸腰筋や大腿四頭筋が固くなっているケースが多いです。

立った状態もしくは、うつぶせの状態でつま先をもちかかとをお尻に近づけるようにしてください。

太ももの前が伸びている感じがあればOKです!

腰痛ストレッチ大腿四頭筋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まえかがみ腰痛に効果のあるストレッチ

骨盤の後ろにあるハムストリングスという筋肉をストレッチしましょう!

上向きで寝た状態でもも裏をもって股関節を胸に近づけていきます。

苦しい時は膝を曲げて行ってもOKです。

ハムストリングス ストレッチ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他に効果のある運動

体幹のインナーマッスルを鍛えることで腰痛を予防改善につながります。

写真のように寝た状態でお尻を上げる運動(ヒップリフト)や腹式呼吸を行ってみましょう!

ストレッチや運動でわからないことなどありましたら、ご来院時にスタッフにお聞きください。

ご来院時はご予約いただくと便利です。

ご予約はお電話もしくはLINEにてお願いいたします。