仙腸関節障害・骨盤の歪み
骨盤の歪み・仙腸関節障害とは?
骨盤は、体幹の中心である「仙骨」と左右の「腸骨」から構成され、上半身と下半身を繋ぐ重要な部位です。その中でも**仙腸関節(せんちょうかんせつ)**は、骨盤の中央に位置し、微細ながら重要な可動性を持つ関節であり、身体のバランスや動作に深く関与しています。
骨盤の歪みとは?
日常生活の中で姿勢不良や筋力のアンバランス、ケガなどにより、骨盤が前傾・後傾・左右の傾き・ねじれなどの状態に歪んでしまうことを指します。
仙腸関節障害とは?
仙腸関節に微細なズレや炎症、機能障害が起こることで、腰や臀部の痛み、下肢への放散痛などが生じる状態を言います。レントゲンなどでは明確に異常が出にくいため、見落とされやすいのが特徴です。
骨盤の歪み・仙腸関節障害の主な原因と悪化要因
原因の一例
姿勢不良
長時間の運転やデスクワーク、脚を組む癖、片足重心などの生活習慣は骨盤の歪みに直結します。
出産による影響
妊娠中および出産時には、骨盤周囲の靭帯が緩みやすく、出産後に正しくケアを行わないと骨盤が開いたまま固まり、歪みの原因となります。
筋力低下・アンバランス
インナーマッスルや深層筋がうまく働かないと、骨盤や仙腸関節を支えることができず、歪みやズレを引き起こします。
スポーツや転倒などの外傷
体に大きな衝撃が加わると仙腸関節が微細にズレ、慢性的な腰痛へとつながることもあります。
悪化要因
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姿勢不良(猫背・反り腰)
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下肢の長さの左右差(脚長差)
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腰椎や股関節の可動性制限
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インナーマッスルの弱化(特に腸腰筋・腹横筋・多裂筋)
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呼吸や内臓の機能低下(腹圧の不均衡)
- 他の箇所の痛みを庇うため
仙腸関節障害の代表的な症状
1. **お尻の奥の痛み(仙骨周辺の局所痛)
仙腸関節痛でもっとも多い症状です。**
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お尻の「えくぼ」のような部分(PSIS:後上腸骨棘)付近に、指で刺すような鋭い痛みを感じることが多く、「片側だけが痛い」という訴えが典型的です。
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長時間座った後に立ち上がる時や、寝返りの動作で痛みが出やすい傾向があります。
2. 太ももや鼠径部(そけいぶ)への放散痛
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痛みが殿部(お尻)から太ももの裏や外側にかけて放散することがあります。
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坐骨神経痛と間違われやすいですが、腰椎には異常がないケースが多いです。
3. 左右どちらかの腰痛(片側性腰痛)
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仙腸関節は左右にひとつずつあるため、片側だけに違和感や痛みを訴える患者が多いです。
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特に片足荷重や片足立ちをすると痛みが強くなる傾向があります。
4. 仰向けや長時間の同じ姿勢がつらい
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ベッドに仰向けで寝ているとお尻や腰が痛くなる。
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同じ姿勢を続けると関節に負荷がかかり、違和感や鈍痛が出やすくなります。
5. 階段昇降や立ち上がり動作時の痛み
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椅子から立ち上がる、車の乗り降り、階段の昇り降りなど、骨盤に力が加わる瞬間に痛みが走る。
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特に「体重を乗せると痛む」という場合は、仙腸関節の不安定性が原因のことも。
6. 妊娠中・産後に出る骨盤周囲の痛み
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妊娠後期や産後にリラキシンの影響で関節が緩み、仙腸関節に痛みが生じやすくなります。
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恥骨痛や骨盤帯の不安定感を伴うことも多く、「産後の骨盤矯正」で対応される主な症状のひとつです。
アーク鍼灸整骨院の専門的アプローチ
アーク鍼灸整骨院では、症状のある部位だけに注目するのではなく、姿勢や身体の使い方、筋肉・関節の連動性に注目して根本改善を目指します。
① 姿勢・動作分析による評価
当院ではまず、問診・視診・触診に加えて姿勢と動作の評価を行います。 経験豊富な国家資格保有者が一人ひとりのお身体の状態を丁寧に確認し、どこに負担がかかっているのか、なぜ骨盤が歪んでいるのかを明らかにします。
② 骨盤・仙腸関節への調整(骨格×深層筋調整)
当院独自の「骨格×深層筋調整」により、
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骨盤周囲のインナーマッスル(深層筋)を緩める
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仙腸関節の微細な動きを回復させる
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筋肉と骨格のバランスを整える といったアプローチを行います。
③ 筋膜リリース・鍼灸治療
癒着した筋膜をはがすことで、可動域の改善と痛みの緩和を目指します。 必要に応じて、鍼灸治療により自律神経や深部筋肉へのアプローチも行います。
④ ピラティス(運動療法)
正しい骨盤の位置を維持するためには、体幹・股関節・骨盤周囲の筋肉の再教育が必要です。 アーク鍼灸整骨院では、ピラティスの原理を取り入れた運動療法を通して、姿勢や身体の使い方を改善していきます。
⑤ 痛みの再発を予防する施術メニュー
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骨盤矯正
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産後骨盤矯正
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EMSトレーニング
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マタニティ整体
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テーピング
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ハイボルテージ治療(急性期の炎症や痛み)
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超音波治療(微細損傷への促進)
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巻き爪補正やインソール療法による足元からのバランス調整
「その場しのぎではない根本改善」 これがアーク鍼灸整骨院の方針です。
④ よくある質問(Q&A)
Q1:骨盤の歪みは整骨院で本当に治るの?
A:骨盤の歪みは、関節の位置だけでなく筋肉の緊張や姿勢の癖が関係しています。 アーク鍼灸整骨院では、骨格調整と筋肉の再教育を同時に行うことで、持続性の高い矯正を実現します。
Q2:産後の骨盤矯正はいつから受けられますか?
A:目安は産後1ヶ月以降です。体調が落ち着いた段階でご相談ください。産後特有の骨盤の開きに対応した安全な矯正を行います。
Q3:整形外科では「異常なし」と言われたのに痛いのはなぜ?
A:画像検査で異常がない場合でも、仙腸関節の微細なズレや筋肉バランスの崩れによって痛みが出ることがあります。 当院では動きや筋バランスまで評価するため、整形外科とは違った視点で施術を提供できます。
Q4:どのくらい通えば良くなりますか?
A:痛み自体は早期に回復することが多いですが、繰り返さない身体作りまでは、目安として3ヶ月程度で身体の癖を改善していくことを目指します。 初回時にしっかりと説明し、最適なプランをご提案します。
【アーク鍼灸整骨院の特徴】
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国家資格保有者による安心・安全な施術
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姿勢と動作の評価に基づいたオーダーメイド施術
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骨格×深層筋調整、ピラティス、筋膜リリース、鍼灸などの幅広いアプローチ
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地域密着型で南九州市・枕崎市・指宿市・南さつま市から多数のご来院実績
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駐車場完備、キッズスペースあり
【まとめ】
骨盤の歪みや仙腸関節障害は、痛みや不調の根本原因となることが多く、早期対応が重要です。 アーク鍼灸整骨院では、豊富な知識と経験を活かし、あなたの「本当の健康」を取り戻すお手伝いをいたします。
まずはお気軽にご相談ください。あなたの身体に合わせた最適なプランをご提案いたします。
【参考文献】
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日本整形外科学会「仙腸関節障害」https://www.joa.or.jp/
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理学療法士協会誌「骨盤の安定性に関する生体力学的研究」
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書籍『体幹・骨盤機能障害の評価と運動療法』医学書院
南九州市・枕崎市・指宿市・南さつま市で整骨院をお探しの方へ── 骨盤の歪み・仙腸関節障害でお悩みの際は、ぜひアーク鍼灸整骨院へご相談ください。