【症例報告20:膝の痛み】MRIで判明した「タナ障害」の改善例|枕崎市14歳バレー部|南九州市アーク鍼灸整骨院

2026年05月7日

アーク鍼灸整骨院のブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は、「整形外科でレントゲンを撮っても異常がなく、成長痛と言われたが痛みが引かない」というお悩みで、枕崎市からご来院いただいた14歳のバレーボール選手の改善事例をご紹介します。

🧍‍♀️患者様情報

  • 年齢・性別: 14歳・女性(バレーボール部・アタッカー)

  • 居住地: 鹿児島県枕崎市

  • 症状の経過: 半年前からジャンプ着地や屈伸時に膝の内側に「パキッ」という音と鋭い痛み。整形外科のレントゲンでは「骨に異常なし、成長痛」との診断を受け、1ヶ月休養したが部活再開2週間で再発。


ご来院のきっかけ

「休めば治ると言われたのに、練習を再開するとまた痛い。レントゲンで異常がないのになぜ?」

大好きなバレーボールができない焦りと、原因が特定されない不安を抱えて受診されました。当院では、まず「なぜ痛みが繰り返されるのか」を臨床的な視点で紐解いていきました。


当院での評価:精緻なプロセスによる臨床的推論

当院では初診時、一般的な「成長痛」という枠組みに捉われず、以下の3段階の専門評価を実施しました。

1. 徒手検査(フィジカルチェック)

膝の内側に触れながら、特定の角度で屈伸させた際のクリック感(引っかかり)を確認するタナ・テストを実施。膝蓋骨周辺の軟部組織が干渉している可能性を考慮しました。

2. 動作テスト(バイオメカニクス評価)

ジャンプ着地動作において、足元が内側に倒れ込み、それに連動して膝が内側に入る「Knee-in(ニーイン)」を確認。この動作エラーが膝関節内への機械的なストレスを高めていると推察しました。

3. FPI(Foot Posture Index)検査

なぜKnee-inが起きるのかを解明するため、足部の状態を数値化する評価指標「FPI」を実施したところ、「過回内(オーバープロネーション)」の傾向が見られました。足部の崩れが膝の捻じれを助長し、結果として膝関節内の組織(滑膜ヒダ等)に負担をかけやすい「要因」になっていると考え、提携先の整形外科へ精査を依頼しました。


提携医でのMRI検査と確定診断

当院の紹介状を携えて受診した提携医にて、MRI検査を実施。

結果は、臨床推論通り「タナ障害(内側滑膜ヒダ障害)」との診断でした。

▶︎タナ障害(滑膜ヒダ障害)の詳細はこちらから

💡なぜレントゲンではわからなかったのか?

レントゲンは「骨」を映す検査であり、タナ障害の原因である「滑膜ヒダ(柔らかい組織)」は写りません。しかし、MRIであればその腫れや挟まりを鮮明に捉えることができます。「明確な診断名」がつくことで、治るまでの期間が明確になり、患者様も安心してリハビリに取り組めるようになります。


アーク鍼灸整骨院の施術・アプローチ

  • ハイボルテージ MRIで確認された炎症部位へピンポイントに高電圧治療を用いて疼痛の緩和を図ります。

  • 筋膜リリース 膝蓋骨(お皿)周囲や大腿四頭筋の筋膜の癒着を解消。筋肉の滑走性を高めることで、屈伸時のタナの挟み込みストレスを物理的に軽減します。

  • インソール療法(フォームソティックス・メディカル) FPI検査の結果に基づき、足病学認定のインソールスペシャリストがオーダーメイドで作成。膝の捻じれを誘発する足元の崩れを物理的に補整します。

  • ピラティス(運動療法): お尻の筋肉(股関節外旋筋)を活性化。インソールで整えた足元を、自分自身の筋力でキープする「スタビリティー」を養い、再発を防ぎます。

 

⚠️重症例における手術の可能性:タナ障害は重症例や、繰り返す症例では、手術適応となるケースもあります。当院では医療連携を活かし、手術が必要なタイミングを逃さない適切な医療選択をサポートします。


🌿改善の経過

回数 内容 + 患者様の体感
初回  FPI検査等によりタナ障害の疑いを説明。ハイボルトで炎症ケア。
2回目  提携先でのMRI診断確定。「原因がはっきりして安心した」との声。
4回目  インソールにより過回内が解消。膝の引っかかりが完全に消失。
8回目  動作エラーが改善し、再発の不安なく全力プレー。

患者様の声

「レントゲンで異常なしと言われた時は、痛いのに信じてもらえないようで辛かったです。アークさんで足の検査をしてもらい『過回内が原因のタナ障害の可能性が高い』と言われ、MRIでその通りだとわかった時は本当にスッキリしました。明確な原因がわかったので、リハビリも前向きに頑張れました!」


担当者からのコメント

「成長期だから仕方ない」と休養を繰り返しても、痛みの背景にある「動作のクセ」や「足部のアライメント」を整えない限り、再発するケースは多いです。 当院では、詳細な評価と医療機関との連携により、根拠に基づいた復帰計画を大切にしています。南九州市・枕崎市周辺で膝の痛みにお悩みの方は、まずはご相談ください。


Q&A:膝の痛み・タナ障害について

Q1:タナ障害は何回の施術でスポーツ復帰できますか?

A: 当院の事例では、平均4〜6回で練習に本格復帰される方が多いです。MRIによる確定診断とFPIに基づくインソール処方を行うことで、見通しの立った計画が立てられます。

Q2:部活動を休みながら通わないといけませんか?

A: 症状によりますが、インソールやテーピングで足元をサポートすることで、多くの選手が「練習を続けながら」改善を目指しています。

Q3:インソールは市販のものではダメですか?

A: 市販品はクッション性が主ですが、当院のインソールはFPI検査に基づき「足骨格の矯正」を目的にした医療用です。タナ障害の原因である過回内を止めるには、足病学に基づいた処方が不可欠です。

Q4:レントゲンで異常なしと言われましたが、受診してもいいですか?

A: もちろんです。今回のようにレントゲンに写らない組織(タナ、筋膜、靭帯)に原因があるケースは非常に多いです。当院で評価し、必要であれば提携医へMRIを依頼します。

Q5:将来的に手術になるのが怖いです。

A: 早段階で「なぜタナが挟まるのか」という動作エラー(過回内など)を修正すれば、手術を回避できる可能性は非常に高いです。放置して軟骨を傷つける前にご相談ください。


まとめ

南九州市、枕崎市、指宿市、南さつま市で膝の痛みにお悩みの方は、アーク鍼灸整骨院へ。

「なぜ痛むのか」を明確にし、医療機関と連携しながら、再発しない体作りをサポートします。

執筆者:アーク鍼灸整骨院 院長 坂元 大海

アーク鍼灸整骨院 院長 坂元 大海

理学療法士・はり師・きゅう師・柔道整復師・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を持ち、これまでの経験・実績を基に情報を発信し、少しでも多くの方の助けになるよう努めている。

詳しくはこちら