【症例報告11】菜の花マラソン完走へ!ランナーのための食事・コンディショニング指導と膝痛改善の改善例

2025年12月10日

🧍‍♀️患者様情報

  • 年齢・性別: 40代 男性

  • 居住地: 南九州市

  • 職業: 公務員(デスクワーク中心)

  • 症状の経過: マラソン大会に向けた練習中に右膝外側に痛み(ランナー膝の疑い)。練習後の疲労が抜けず、仕事中に強い眠気を感じる。

  • 通院頻度: 週1回のメンテナンス施術+フォーム指導

🌷ご来院のきっかけ

「地元の『いぶすき菜の花マラソン』に初めてエントリーしたものの、練習で10kmを超えると右膝が痛くなり、練習が続けられない」とご来院。「完走したいが、練習すればするほど体が重くなる」という疲労回復の悩みも抱えていらっしゃいました。

 

🔍検査結果と症状の特徴

右大腿筋膜張筋(太もも外側)の過緊張が見られました。 また、デスクワーク特有の猫背により、走行時に体幹が後方に残ることで減速的な動作(ブレーキ)が生じており、これが膝への負担を増大させている状態でした。 栄養面をお聞きすると、体重を気にして「練習後に食事を抜く」ことが多く、これが**リカバリー不足(回復遅延)**の主原因と考えられました。

🦴姿勢・アライメント評価

  • 柔軟性: 股関節伸展(足を後ろに引く動き)の制限あり。

  • 安定性: 殿筋群(お尻の筋肉)の機能不全により、着地衝撃を膝だけで受け止める代償動作が発生。

  • 姿勢タイプ: スウェーバック型(骨盤後傾+頭部前方偏位)。

💆‍♀️施術内容

🔹手技療法: 大腿筋膜張筋と腸脛靭帯へのリリース、深層筋骨格調整で姿勢や筋緊張のバランスを整えました。▶︎骨格✖️深層筋調整

🔹機能的テーピング療法:

  • 練習時: 伸縮性のあるキネシオロジーテープを使用し、大腿四頭筋の収縮補助と膝蓋骨のトラッキング(軌道)修正を実施。

🔹ピラティス指導: 「ヒップヒンジ」の習得。股関節を使って着地衝撃を吸収する動作を再学習。

🔹栄養・コンディショニング指導: 練習直後の「捕食(おにぎり・100%ジュース)」の導入と、レース1週間前からの「カーボローディング(糖質調整)」の簡易版を指導。

🌿改善の経過

  • 初回: 膝の鋭い痛みが消失。股関節の動きがスムーズに。

  • 3回目: 15km走っても痛みが出ない状態へ。練習後の捕食により翌日の疲労感が激減。

  • レース前: 補助テーピングと最終調整を行い、万全の状態で当日へ。

💬患者様の声

「ただ揉むだけでなく、『なぜ痛くなるのか』『何をどう食べれば楽に走れるか』まで教えてもらえて驚きました。練習後にオレンジジュースとおにぎりを摂るだけで、翌朝の体が全然違います!おかげで無事完走!そして目標であった初マラソンでサブ5を達成できました!

【補足】

🏃 初心者ランナー必見!マラソン特有の「体のダメージ」とは?

フルマラソンやハーフマラソンに向けた練習を始めると、多くのビギナーランナーが直面するのが「膝・足裏の痛み」と「抜けない疲労感」です。

一般的に、ランニングの着地時には体重の約3倍の衝撃がかかると言われています。特に枕崎市や南さつま市のようなアップダウンのあるコースを走る場合、下り坂での衝撃はさらに増大します。

よくある症状と日常生活への影響

  • ランナー膝(腸脛靭帯炎): 膝の外側がズキズキ痛む。階段の上り下りが辛くなる。

  • シンスプリント: すねの内側が痛む。歩き出しに響く。

  • エネルギー切れ(ハンガーノック): 練習後半に急に力が入らなくなる、集中力が切れて仕事に支障が出る。

これらは「根性」で乗り切るものではなく、身体の構造的・生理学的なSOSサインです。

 

🧬 なぜ痛みと疲労が起きるのか?医学的・栄養学的視点

1. 構造的な原因:フォームと筋力不足

初心者の多くは、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)に頼った走り方をしがちです。また、デスクワークで股関節が固まっていると、本来使うべき**「お尻の筋肉(大殿筋)」**が使えず、膝や足首の関節に過剰な負担がかかります。これが炎症の引き金となります。

2. 栄養的な原因:グリコーゲンの枯渇

筋肉を動かすガソリンとなるのが、筋肉や肝臓に貯蔵される「グリコーゲン(糖質)」です。 初心者が陥りやすいミスが、**「痩せたいから走って、食事も減らす」**こと。これではガソリン切れの車を無理やり走らせているようなもので、筋肉が分解され、疲労骨折や免疫力低下のリスクを高めてしまいます。

3. リカバリーの欠如

トップアスリートは「練習と同じくらい休息(睡眠・食事・ケア)が重要」と考えます。練習後の30分以内(ゴールデンタイム)に栄養を入れないことは、壊れた筋肉を放置することと同義です。

🏥 アーク鍼灸整骨院のマラソン・コンディショニング

当院では、長距離選手のトレーナー経験を持つスタッフが、南九州市・指宿市・枕崎市エリアのランナーをトータルサポートしています。

骨格矯正×深層筋調整(メンテナンス)

練習で固まった股関節や足首の可動域を広げます。特に負担のかかりやすい「足底アーチ(土踏まず)」の機能を調整し、衝撃吸収能力を高めます。

ランニング動作指導

最新のAI姿勢分析を用い、フォームの崩れを可視化します。「猫背が原因で膝に負担がかかっている」「反り腰で腰痛が出ている」といった連動性を分析し、理学療法士やトレーナー視点で修正ポイントをお伝えします。

キネシオテーピング療法(予防・サポート)

市販の本を見様見真似で貼るのとは異なり、解剖学・運動学に基づき、目的に合わせてテープを使い分けます。

  • キネシオロジーテープ(伸縮): 筋肉の皮膚感覚入力(固有受容感覚)を高め、疲労した筋肉のサポートや、血液・リンパ循環の改善を促します。

アスリート直伝!食事・栄養指導

ビギナー向けにわかりやすくアレンジした栄養戦略を提案します。

  • 練習後のリカバリー食: 運動後30分以内に「糖質+タンパク質」を摂取(例:鮭おにぎり、ちくわ、果汁ジュース)。これにより筋肉の修復(超回復)を早めます。

  • レース前日~当日の食事(カーボローディング): レース3日前から高糖質・低脂質の食事に切り替え、体内にエネルギーを満タンにする方法を指導。当日はアスリートもよく摂取する、消化が良く吸収の早いカステラなどがおすすめ!

  • 水分補給戦略: 足つり予防のためのミネラル摂取のタイミング。

ハイボルテージ・鍼灸治療

大会直前の急な痛みや、深部の筋肉の張りには、即効性の高いハイボルテージ電気治療や鍼灸を用います。

 

🧑‍⚕️担当者からのコメント

この患者様は、「練習量」と「ダイエット」を同時に追求し、エネルギー枯渇を起こしていました。 長距離走は**「走る技術」と同じくらい「食べる技術(内臓のコンディショニング)」が重要**です。当院では、単なる痛み治療だけでなく、アスリートサポートの経験を活かし、トータルでのマラソン完走サポートを行っています。

 

院長  山口 陽平(やまぐち ようへい)

<所有資格>柔道整復師、JPTA日本骨盤技術協会認定、ピラティスインストラクター、ペティグラス巻き爪補正士

<実績>長距離陸上選手サポート多数、都道府県対抗駅伝、福岡国際マラソン、その他競技など

 

❓ よくあるご質問(Q&A)

Q. 大会直前に痛みが出てしまいました。走れるようになりますか?

A. 状態によりますが、疼痛と過緊張を緩和し、炎症性反応の進行を抑制するハイボルテージ治療やテーピング固定により、痛みをコントロールして完走を目指すサポートが可能です。決して諦めずに、まずは直前でもご相談ください。

Q. どのタイミングで通院するのがベストですか?

A. 大会に向けた練習を開始した時点での「フォームチェック」がおすすめです。また、疲労がピークになる大会2週間前、そして大会直後のリカバリーケアにご利用いただく方が多いです。

Q. 枕崎市から通いたいのですが、駐車場はありますか?

A. はい、広めの駐車場を完備しております。南さつま市や指宿市からも多くのランナーがお車で来院されています。

🤝 まとめ:南九州市で「走れる身体」を作るなら

マラソンは、当日だけ頑張れば良いものではありません。日々の練習、食事、そして身体のケアが全て繋がって「完走」という感動を生みます。

アーク鍼灸整骨院は、あなたの専属トレーナーとして、痛みのない快適なランニングライフをサポートします。「初めてのマラソンで不安」「記録を更新したい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

南九州市・枕崎市・指宿市・南さつま市で、スポーツ障害やコンディショニングにお悩みの方は、アーク鍼灸整骨院へ。


参考文献・引用元

  • 日本陸上競技連盟医事委員会「ランナーのためのメディカル・ガイド」

  • 厚生労働省「e-ヘルスネット:スポーツと栄養」

執筆者:アーク鍼灸整骨院 院長 坂元 大海

アーク鍼灸整骨院 院長 坂元 大海

理学療法士・はり師・きゅう師・柔道整復師・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を持ち、これまでの経験・実績を基に情報を発信し、少しでも多くの方の助けになるよう努めている。

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