【事故の種類・ケース】人身事故と物損事故

交通事故の基本分類

交通事故は大きく分けて「人身事故」と「物損事故」の2種類に分類されます。事故の種類によって適用される保険、補償内容、治療の可否が異なるため、適切な対応を行うことが重要です。

アーク鍼灸整骨院では、南九州市、枕崎市、指宿市、南さつま市の皆様に向けて、交通事故後の適切なケアを提供しています。事故後にどのような対応をすべきか迷われた際は、ぜひご相談ください。

人身事故とは

人身事故とは、交通事故によって被害者が身体に怪我を負った場合を指します。例えば、むちうち症や打撲、骨折などが典型的な例です。人身事故として届け出ることで、自賠責保険(強制保険)が適用され、治療費や慰謝料などの補償を受けることが可能です。

人身事故の特徴

  • 自賠責保険の適用:人身事故は、被害者の救済を目的とした自賠責保険が適用されるため、治療費や休業補償などが支払われます。

  • 治療の継続が可能:痛みや違和感が続く場合は、治療を継続することができ、適切なケアを受けることができます。

  • 警察の届出が必要:人身事故扱いにするためには、警察に診断書を提出し、人身事故としての手続きを行う必要があります。

 

人身事故の補償と治療

人身事故による補償内容

人身事故として認定された場合、以下の補償を受けることができます。

  • 治療費:整骨院での施術費用も補償対象となります。

  • 通院交通費:通院にかかる交通費(公共交通機関やタクシー代)が補償される場合があります。

  • 休業損害:仕事を休んだ場合、一定の収入補償を受けることが可能です。

  • 慰謝料:精神的な苦痛に対する補償が受けられます。

  • 人身傷害保険の利用:過失割合が高い場合でも、自身が加入している人身傷害保険を利用することで治療費や補償を受けることが可能です。この保険は、相手の過失割合に関係なく適用されるため、被害者の負担を軽減できます。

整骨院での治療

アーク鍼灸整骨院では、交通事故による怪我の早期回復と後遺症を残さないために、以下の施術を組み合わせた治療を提供しています。

1. 筋膜リリースや骨格矯正を活用した治療

交通事故による衝撃は、筋肉や関節だけでなく、筋膜や骨格にも影響を与えます。そのため、アーク鍼灸整骨院では、

  • 筋膜リリース:固まった筋膜を緩め、血流を改善し、痛みや可動域制限を軽減。

  • 骨格矯正:衝撃によりズレた骨格を適正な位置に戻し、神経圧迫や慢性的な不調を防ぐ。

特にむち打ち症では、首や肩の筋肉が過緊張を起こし、頭痛や倦怠感の原因になります。筋膜リリースと骨格矯正を組み合わせることで、首や肩の負担を減らし、回復を早めます。

2. 鍼灸・最先端医療機器(ハイボルテージ、EMS)を使った施術

交通事故後は、痛みをかばうことで身体の動きが不自然になり、筋力の低下やバランスの崩れを引き起こすことがあります。そのため、

  • 鍼灸治療で筋肉の緊張を和らげ、血流を改善

  • ハイボルテージ療法で炎症を抑え、神経の興奮を鎮める

  • EMS(電気刺激装置)を用いてインナーマッスルを活性化し、回復を促進

  • 正しい姿勢を取り戻すためのリハビリ

  • 関節の可動域を広げるストレッチエクササイズ

などを行い、痛みの軽減だけでなく、再発防止や機能回復をサポートします。

3. むち打ち症や交通事故後の不調に特化した施術

むち打ち症は、事故直後に症状が出にくいこともありますが、放置すると慢性的な頭痛やめまいにつながることがあります。当院では、

  • 温熱療法・電気療法で炎症を抑える

  • 手技療法で筋肉の緊張を緩和し、血流を改善

  • 可動域トレーニングで首や肩の動きをスムーズにする

など、症状に応じた施術を提供し、後遺症を残さないための治療を行います。

 

物損事故とは|後から痛みが出てきた場合

物損事故とは、交通事故により車両や建物、ガードレールなどの「物」に損害が発生した事故を指します。基本的に、物損事故のみでは自賠責保険は適用されず、損害賠償請求は加害者が加入する任意保険を通じて行われます。

物損事故の特徴

  • 自賠責保険の適用なし

  • 補償対象は物のみ

  • 警察の届出は必要だが、診断書の提出は不要

物損事故の場合、身体の痛みがなくても「軽微な事故だったから大丈夫」と自己判断することは危険です。交通事故後の衝撃は身体にダメージを与えることがあり、時間が経過してから痛みが現れることもあります。

当初は物損事故だったが後から痛みが出てきた場合

物損事故とは、車両やガードレールなど物品のみが損傷した場合を指します。この場合、人身事故とは異なり、自賠責保険は適用されません。しかし、物損事故として処理した後でも身体に痛みや不調が現れた場合、人身事故への切り替えが可能です。

物損事故から人身事故への切り替え手順

  1. 病院で診断を受ける:事故による負傷が認められる診断書を取得します。

  2. 警察へ届け出る:診断書を持参し、人身事故への変更手続きを行います。

  3. 保険会社に連絡:人身事故扱いになったことを保険会社に報告し、治療費補償の申請を行います。

交通事故直後はアドレナリンの影響で痛みを感じないことがあります。しかし数日後になってからむちうち症や関節痛などの症状が出るケースも珍しくありません。このような場合でも適切な対応を行うことで、人身事故として認められる可能性があります。

  • 症状が出たらすぐに医療機関へ相談。

  • 診断書取得後は速やかに警察へ届け出。

  • 治療開始まで時間を空けないことが重要。

交通事故治療ならアーク鍼灸整骨院へ

南九州市、枕崎市、指宿市、南さつま市の皆様が安心して通院できるよう、アーク鍼灸整骨院では交通事故治療に特化したサポートを行っています。

アーク鍼灸整骨院の特徴

  • 交通事故治療の実績が豊富

  • 自賠責保険適用で窓口負担0円

  • 専門的な施術とリハビリプログラム

  • 弁護士や保険会社との連携サポート

交通事故に遭われた際は、アーク鍼灸整骨院へお気軽にご相談ください。お身体の回復を第一に考え、最適な施術をご提案いたします。

【参考文献】

  1. 国土交通省「交通事故統計データ」

  2. 日本損害保険協会「自賠責保険の概要」

  3. 厚生労働省「むち打ち症の治療ガイドライン」

 

執筆者:アーク鍼灸整骨院 院長 坂元 大海

アーク鍼灸整骨院 院長 坂元 大海

理学療法士・はり師・きゅう師・柔道整復師・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を持ち、これまでの経験・実績を基に情報を発信し、少しでも多くの方の助けになるよう努めている。

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