【症例報告14】鹿児島マラソン完走へ!南九州市の30代男性のランニング腰痛の改善例

2026年01月26日

南九州市を中心に、枕崎市・指宿市・南さつま市からも多くのアスリートやランナーにご来院いただいている「アーク鍼灸整骨院」です。

今回は、「長い距離を走ると腰が痛くなる」というお悩みで来院された、30代男性の症例をご紹介します。

🧍‍♀️患者様情報

  • 年齢・性別: 30代男性

  • 居住地: 南九州市

  • 職業/生活背景: デスクワーク中心、週末ランナー

  • 症状の経過: 練習で10kmを超えたあたりから腰全体に重い痛みが出現。

  • 目標: 鹿児島マラソンへの出場・完走

🌷ご来院のきっかけ

2026 年(令和8年)3月1日(日)に開催される、鹿児島マラソンへの出場に向け、練習を重ねていましたが、距離を伸ばすたびに腰の痛みが増し、「このままでは完走どころかスタートラインに立てないのではないか」と不安を感じておられました。 「趣味のランニングを痛みなく楽しみたい」「自己ベストを目指したい」という思いで、スポーツ障害に強い当院へご相談いただきました。

🔍検査結果と症状の特徴

初回のカウンセリングと検査の結果、以下の特徴が見られました。

  • 反り腰(骨盤前傾過多): 立位およびランニング動作中に、腰を過剰に反らす癖がありました。

  • 股関節の伸展制限: 脚を後ろに蹴り出す(伸展)柔軟性が低下しており、その動きを補うために腰椎を無理に反らせていました。

  • 体幹機能の低下: 着地の衝撃を受け止める腹圧(コア)が弱く、腰椎に直接ストレスがかかる状態でした。

専門的視点: デスクワークによる腸腰筋(股関節の前側)の短縮が著しく、これが「反り腰」を助長し、ランニング時の運動連鎖を乱す主原因となっていました。

🦴姿勢・アライメント評価

「フレキシビリティー・モビリティー・スタビリティー」の視点での評価は以下の通りです。

  • 柔軟性(Flexibility): 腸腰筋・大腿直筋の顕著なタイトネス(硬さ)。

  • 可動性(Mobility): 胸椎(背骨の上部)の回旋・伸展可動域が低下しており、腕振りがスムーズに行えていませんでした。

  • 安定性(Stability): 臀筋群(お尻の筋肉)の出力低下。着地時に骨盤が安定せず、腰への負担増大につながっていました。

  • 代償パターン: 股関節が伸びない分を、腰椎の過伸展で代償するフォームになっていました。

💆‍♀️施術内容

アーク鍼灸整骨院では、痛みを取るだけでなくフォーム改善までを見据えたトータルケアを行いました。

手技療法・骨格矯正

硬縮していた股関節前面(腸腰筋)と殿部に対し、筋膜リリースを実施。さらに、動きの悪かった胸椎と骨盤に対して矯正を行い、本来の可動域を取り戻しました。

運動療法・ピラティス指導

  • コアトレーニング: ドローインを用いて腹圧を高め、走ってもブレない体幹を構築。

  • ヒップリフト応用: ハムストリングスや臀筋を使って「地面を押す」感覚を再学習。

  • 呼吸法: 胸郭を広げる呼吸を指導し、リラックスしたフォーム作りをサポート。

生活・姿勢指導

デスクワーク中の座り方(坐骨で座る意識)と、ランニング前後の動的ストレッチ・静的ストレッチの使い分けを指導しました。

🌿改善の経過

  • 初回: 施術後、前屈・後屈の可動域が拡大。「腰が軽い」と実感。

  • 3回目: 10km走っても痛みが出なくなる。フォームの変化(腰が反らない感覚)を体感。

  • 6回目: 15km走をクリア。以前のような「ズーン」という重い痛みが消失。

  • 8回目以降: 20km以上のロング走も問題なし。スピードを上げても腰への不安がなくなり、大会に向けた調整段階へ。

💬患者様の声

「以前は走るたびに腰の不安がありましたが、今は『股関節を使って走る』感覚が分かり、以前より楽に足が出るようになりました。先生に教わったストレッチのおかげで、仕事中の腰痛も減ったのが嬉しい誤算です。自信を持って鹿児島マラソンに挑めます!」

🧑‍⚕️担当者からのコメント

ランニングによる腰痛は、単に「腰が悪い」のではなく、**「股関節や胸椎が動かないせいで、腰が犠牲になっている」ケースが非常に多いです。 この患者様の場合、デスクワーク特有の股関節の硬さが根本原因でした。当院ではジョイントバイジョイント理論(関節ごとの役割分担)に基づき、「動くべき場所(股関節・胸椎)を動かし、安定させるべき場所(腰椎)を安定させる」**アプローチを行いました。 完走、そして自己ベスト更新を全力で応援しています!


症状の概要:ランニング腰痛とは

ランニングは健康に良い反面、着地時には体重の約3倍の負荷がかかると言われています。特に長距離走行において、腰痛は膝の痛みに次いで多い悩みです。 初期は「走った後の違和感」程度ですが、放置すると坐骨神経痛や椎間板ヘルニア、腰椎分離症などに進行し、日常生活(洗顔や靴下履きなど)にも支障をきたす恐れがあります。特に南九州市や指宿市は坂道が多いエリアもあり、アップダウンによる腰への負担も見逃せません。

原因:なぜ走ると腰が痛くなるのか?

医学的な視点から、ランニング腰痛の主な原因は以下の3点に集約されます。

  1. アライメント不良(反り腰・猫背): 特に「反り腰」のランナーは、着地の衝撃を筋肉ではなく腰椎の関節面(椎間関節)で受け止めてしまいがちです。これは長時間のデスクワークやスマホ操作による姿勢の崩れがベースにあることが多く見られます。

  2. 筋機能の不均衡(マッスルインバランス): 推進力を生む「お尻(大殿筋)」が使えず、太ももや腰の筋肉ばかりを酷使している状態です。これにより、腰方形筋や脊柱起立筋がオーバーワークとなり痛みが発生します。

  3. 運動連鎖の破綻: 足首の硬さや、上半身(腕振り)の硬さが原因で、そのねじれストレスが全て腰に集中してしまうケースです。

アーク鍼灸整骨院の施術・アプローチ

当院では、単なるマッサージではなく、国家資格者(柔道整復師・鍼灸師)とトレーナー知識を持つスタッフが、以下のメニューを組み合わせて根本改善を目指します。

  • AI姿勢分析 まず、ご自身の姿勢を客観的に数値化・可視化します。「なぜ痛くなるのか」を視覚的に理解することで、改善への意識が高まります。

  • 骨格×深層筋調整 ランニング動作を妨げる関節のロックを解除し、深層の筋肉(インナーマッスル)を緩めます。

  • ピラティス(姿勢改善・運動療法): ここが当院の強みです。「緩める」だけでなく、正しいフォームを維持するための「使い方」を指導します。ピラティスのメソッドを用い、走ってもブレない体幹を作ります。

  • ハイボルテージ / 超音波治療: 急性の痛みや強い炎症がある場合は、物理療法機器を用いて早期の疼痛緩和を図ります。

  • テーピング / インソール療法 足部のアライメントを整え、地面からの衝撃をコントロールすることで、腰への突き上げを軽減します。

私たちは「痛みを取る」ことの先にある、「自己ベスト更新」や「生涯スポーツを楽しむ」という目標達成まで伴走します。

Q&A よくあるご質問

Q. 大会直前ですが、施術を受けても大丈夫ですか?

A. はい、大丈夫です。直前期は強い矯正は避け、筋肉のコンディションを整える調整(コンディショニング)を中心に行います。テーピングでのサポートも可能です。

Q. どのような服装で行けばいいですか?

A. 動きやすい服装(ジャージやスウェット)が望ましいですが、お着替えもご用意しておりますので、お仕事帰りでもそのままご来院ください。

Q. 保険は使えますか?

A. 痛めた原因や日時がはっきりしている場合(例:昨日走っている時に捻った、等)は健康保険の適用となります。慢性的な疲労や姿勢改善目的の場合は自費診療となりますが、問診時に最適なプランをご提案します。

まとめ

ランニングの腰痛は「走りすぎ」だけが原因ではありません。ご自身の身体の癖やフォームを見直すことで、痛みなく走り続けることができます。 南九州市・枕崎市・指宿市・南さつま市で、スポーツ障害やなかなか治らない腰痛にお悩みの方は、ぜひアーク鍼灸整骨院にご相談ください。あなたの「走りたい」を全力でサポートします。


参考文献・引用元

  • 公益財団法人 日本スポーツ協会(JSPO)「スポーツ医・科学」

  • 日本臨床スポーツ医学会 学術集会論文集

執筆者:アーク鍼灸整骨院 院長 坂元 大海

アーク鍼灸整骨院 院長 坂元 大海

理学療法士・はり師・きゅう師・柔道整復師・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を持ち、これまでの経験・実績を基に情報を発信し、少しでも多くの方の助けになるよう努めている。

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