【鹿児島県南薩エリア】小・中・高校生で急増するスポーツ障害|成長期の身体の変化とは?|南九州市アーク鍼灸整骨院

2026年07月1日

【この記事をまとめると】

・成長期は「骨だけが先に伸びる成長スパート(PHV)」や男女による身体の変化によって、スポーツ障害が起こりやすい時期です。

・オスグッド病やシーバー病などの多くは、使いすぎだけでなく、股関節や足関節の柔軟性低下、身体の連動性(運動連鎖)の乱れが関係しています。

・アーク鍼灸整骨院では、AI姿勢分析を可視化ツールとして活用しながら、柔道整復師・鍼灸師・理学療法士・アスレティックトレーナー・ピラティスインストラクターが連携し、お子様一人ひとりの成長段階に合わせた施術・運動療法・再発予防を行っています。


1.成長期のスポーツ障害は「成長痛だから仕方ない」ではありません

子どもが一生懸命スポーツに取り組む姿は、ご家族にとって何より嬉しいものです。

しかし、小学校高学年から中学生、高校生へと成長するにつれて、

「膝の下が痛い」
「かかとが痛くて走れない」
「股関節が詰まる」
「腰が痛くて反れない」

といった症状を訴えるジュニアアスリートは決して少なくありません。

当院がある南九州市をはじめ、枕崎市・指宿市・南さつま市でも、野球・サッカー・バレーボール・バスケットボール・陸上・テニスなど様々な競技のお子様が来院されています。

「成長痛だから様子を見ましょう」と言われることもありますが、実際には成長だけが原因ではありません。

成長期には

  • 骨が急激に伸びる

  • 筋肉の柔軟性が低下する

  • 神経系の発達が追いつかない

  • 男女で身体の変化が大きく異なる

など、多くの変化が同時に起こります。

さらに競技レベルが上がることで練習量も増え、身体への負担が急激に高まります。当院では単に痛い場所だけを見るのではなく、「今どの成長段階なのか」まで考慮して評価・施術を行っています。


2.成長期のスポーツ障害が増える理由|PHV(成長スパート)とは?

近年のスポーツ医学では、PHV(Peak Height Velocity)という考え方が重要視されています。PHVとは年間で最も身長が伸びる時期(成長スパート)のことです。

この時期は

  • 骨だけが急速に伸びる

  • 筋肉・腱が追いつかない

  • 柔軟性が低下する

  • バランス能力が一時的に低下する

という特徴があります。

例えば、同じ中学2年生でも

  •  まだ成長前の子
  •  年間10cm近く身長が伸びている子

では身体への負担は全く異なります。

つまり、「年齢」だけではなく、「どの成長段階にいるか」を把握することが非常に重要です。当院では問診時に身長の伸び方や競技量も確認し、成長スパートとの関係を踏まえながら評価しています。

 


3.【年齢別】身体の変化と発生しやすいスポーツ障害

 

小学生(8〜12歳)

神経系が大きく発達する一方、

骨端軟骨はまだ柔らかく、骨の付着部に負担が集中しやすい時期です。

【多い疾患】

シーバー病

股関節障害

有痛性外脛骨

野球肘


中学生(13〜15歳)

成長スパートを迎え、骨の伸びに筋肉が追いつかず柔軟性が低下します。

部活動の練習量も急激に増えるため、スポーツ障害が最も多い年代です。

【代表的な疾患】

オスグッド病

有痛性外脛骨

ジャンパー膝

腰椎分離症


高校生(16〜18歳)

骨の成長はほぼ終了し、今度は筋肉・腱・靭帯・疲労骨折など軟部組織の障害が増えてきます。

【代表的な疾患】

シンスプリント

疲労骨折

腰椎分離症

グロインペイン症候群

腸脛靭帯炎


4.男子・女子で異なる成長期のスポーツ障害リスク

男子

男子は個人差はありますが、小学高学年〜高校生の時期に第二次成長期を迎えます。

この時期には、

  • 身長の急激な伸び
  • 骨の急速な成長
  • 骨と筋肉・腱の成長速度のアンバランス
  • 一時的な柔軟性や身体バランスの低下

など、身体に大きな変化が起こります。

特に骨の成長に筋肉や腱の伸びが追いつかないことで筋肉のタイトネス(柔軟性の低下)が生じやすく、骨の成長部へ繰り返し負担がかかります。その結果、オスグッド病シーバー病などの骨端症をはじめ、肉離れや疲労骨折などのスポーツ障害が起こりやすくなります。

そのため男子アスリートでは、筋力強化だけでなく、柔軟性の維持・向上や成長段階に合わせた運動量の調整、正しい身体の使い方を身につけることが、スポーツ障害の予防に重要です。

女子

女子は男子より比較的早く、第二次成長期を迎えます。

この時期は

  • 身体組成の変化

  • 体脂肪率の上昇

  • 骨盤の拡大

  • 筋力とのバランス変化

  •  体重や重心の変化

など、身体が大きく変化します。

さらに、女性ホルモンの影響によって靭帯や関節が柔らかくなりやすく、股関節や体幹の筋機能、神経筋コントロール(Neuromuscular Control)の変化も重なることで、ジャンプの着地や方向転換時に膝が内側へ入る「ニーイン(Knee-in)」が起こりやすくなります。

また、月経周期に伴うホルモンバランスの変化は、貧血などによるコンディション不良やパフォーマンスにも影響を与え、疲労の蓄積やケガのリスクにつながることもあります。

そのため女子アスリートでは、筋力強化だけでなく、体幹・股関節の安定性向上や着地動作の改善、さらに月経を含めた、食事管理・コンディショニングを行うことが、スポーツ障害の予防に重要です。


5.アーク鍼灸整骨院だからできるスポーツ障害へのアプローチ

アーク鍼灸整骨院では、ジュニアアスリートの痛みやスポーツ障害に対し、一時的な痛みの緩和にとどまらず、「痛みの軽減(Phase 1) → 機能改善(Phase 2) → 再発予防(Phase 3)」という3段階の軸に沿って、お一人おひとりの状態に合わせた施術を提供しています。

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1. 痛みの軽減(Phase 1)

痛みが強く、日々の練習や日常生活に支障をきたしている初期段階では、局所の状態に合わせて負担を減らすアプローチを行います。

  • ハイボルテージ(高周波)治療・超音波治療: 先進の物理療法機器を用い、深部組織への刺激やミクロマッサージ効果によって、局所の炎症や強い痛みの緩和をサポートします。

  • 鍼灸治療: 筋肉の緊張が非常に強い箇所や、痛みの過敏状態に対してアプローチし、血行を促進して身体が本来持つ回復力を高めます。

2. 機能改善(Phase 2)

痛みが落ち着き始めたら、その背景にある「骨格のアライメント(配列)の乱れ」や「関節の機能不全」に着目します。

  • 骨格×深層筋調整 & 骨盤矯正 骨盤や骨格のバランスを整え、硬くなっている深層の筋肉を緩めることで、股関節や胸椎などの可動性を引き出し、膝や踵にかかる過度なストレスの軽減を目指します。

  • テーピング 関節の過度なブレを抑えたり、筋肉の動きをサポートしたりすることで、練習制限下での動きや競技復帰へのステップを助けます。

3. 再発予防・パフォーマンス向上(Phase 3)

変化していく身体に合わせて、正しい身体の使い方を再学習させていきます。

  • ピラティス(運動療法): 当院が特に大切にしているメニューです。体幹(インナーマッスル)の安定性を高め、四肢の関節がスムーズに連動して動くようにアプローチします。特に中高生期に体組成の変化からバランスを崩しがちな女子選手や、内股の癖がある選手に対して、関節を痛めにくい正しい動作パターン(モーターコントロール)の定着を促します。

  • フォームソティックスインソール 足元のアーチ構造が崩れていると、運動連鎖によって膝や股関節に歪みが波及しやすくなります。足元を適切な位置でサポートするインソールを用いることで、走る・跳ぶ際の衝撃吸収を助け、シンスプリントや有痛性外脛骨、シーバー病などの負担軽減をサポートします。

アーク鍼灸整骨院の圧倒的な「強み」

  • 多職種プロフェッショナルによる多角的な視点:

    当院には、国家資格を持つ柔道整復師・鍼灸師が常駐しているだけでなく、リハビリの視点を持つ理学療法士、スポーツ現場のコンディショニングに精通したアスレティックトレーナー、身体のコントロールを導くピラティスインストラクター資格者が在籍しています。それぞれの専門知識を融合させ、お子様の身体を多角的に分析できる環境を整えています。

  • 徒手アプローチ×運動療法の総合施術:

    筋肉や骨格のバランスを整える「深層筋調整・骨格矯正」と、正しい動きを身につける「ピラティス(運動療法)」を組み合わせた施術を行います。単に「ほぐすだけ」「鍛えるだけ」ではない、変化の激しい成長期に合わせたトータルケアを提供します。

🏥 医療機関(整形外科)との高精度な連携

アーク鍼灸整骨院では、患者様の安全と健康を最優先に考えています。当院での徒手検査や問診において、医療機関での受診が必要であると判断した場合は、提携している信頼できる整形外科・医療機関と速やかに連携し、紹介状(診療情報提供書)を作成してスムーズに対診を行える体制を整えています。 医療の窓口として、専門医としっかりタッグを組んで対応いたしますので、どうぞ安心してご相談ください。

Q&A

Q1. 子どもの成長痛とスポーツ障害の違いは何ですか?

【結論】 一般的に「成長痛」は幼児期〜小学校低学年に多く、夜間に原因がはっきりしない痛みを訴え翌朝には消えているようなものを指し、「スポーツ障害」は運動による繰り返しの負荷で特定の部位(骨端部や腱など)が微小損傷している明確な病態を指します。

Q2. 中高生の女子選手が怪我をしやすい「バランスの変化」とはどういう意味ですか?

【結論】 女子は男子よりも成長のピークが早く訪れ、中高生の頃に女性ホルモンの影響で脂肪がつきやすくなります。体重が増える一方で筋力の増加が追いつかない時期があり、身体をコントロールするバランスが一時的に崩れやすくなることを意味します。

Q3. オスグッド病になったら、スポーツは完全に休まなければいけませんか?

【結論】 症状の程度(重症度)によりますが、必ずしも完全に長期休業する必要はありません。痛みの段階に応じた適切な負荷管理(ロードマネジメント)と、大腿四頭筋の柔軟性や股関節の可動域の改善を進めていきます。

Q4. 成長期の子どものために、家庭でできるストレッチやケアはありますか?

【結論】 あります。お風呂上がりに、太もめの前の筋肉(大腿四頭筋)や、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)のストレッチを、反動をつけずに毎日ゆっくり行うことが効果等的な対策となります。

Q5. 扁平足(へんぺいそく)の子どもは怪我のリスクが高まりやすいですか?

【結論】 足の土踏まず(アーチ構造)が潰れている扁平足では、着地時の衝撃を吸収するクッション機能が低下するため、スネや膝、股関節などの上部関節に負担が伝わりやすくなり、スポーツ障害のリスクを上げる一因となります。

 

まとめ&地域の方への来院案内

子どもの骨や筋肉がダイナミックに変化する成長期は、将来の競技生活や、生涯にわたってスポーツを楽しむための「土台」を作る極めて重要な時期です。特に、成長スピードの性差や、中高生期における女子の脂肪増加・身体バランスの変化といった「この年代特有の難しさ」を理解し、適切に身体をコントロールしていく能力(運動連鎖)を身につけることは、怪我なくスポーツを続けるための大きなポイントとなります。

長年、ジュニアの育成や身体作りに携わってきたプロフェッショナル集団として、お子様一人ひとりの成長段階や性差に合わせた最適なサポートをご提案します。「練習後にいつもどこかを痛がっている」「最近動きがぎこちない」など、些細な変化でも構いません。どうぞお気軽に当院にご相談ください。

📚 参考文献・引用元

  • 厚生労働省: 各種国家資格(柔道整復師・鍼灸師)における安全な施術指針

  • 日本整形外科学会(JOA): スポーツ医学・学校保健に関する各種疾患ガイドライン

  • 日本臨床スポーツ医学会: 青少年期のスポーツ障害とオーバーユースに関する見解

  • 公益財団法人 日本スポーツ協会(JSPO): 公認アスレティックトレーナーテキスト「成長期のスポーツ外傷・障害」「女子アスリートのコンディショニング」

  • Michael Boyle 著: 「Joint-by-Joint Theory」に基づくファンクショナルトレーニング理論

執筆者:アーク鍼灸整骨院 院長 坂元 大海

アーク鍼灸整骨院 院長 坂元 大海

理学療法士・はり師・きゅう師・柔道整復師・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を持ち、これまでの経験・実績を基に情報を発信し、少しでも多くの方の助けになるよう努めている。

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